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｢さて、もう用件は解ったろ？ブツの在り処さえ吐いてくれりゃ、首は繋がったままおうちに帰してやるよ」
｢僕達が戻らなければクラウスの手から政府に証拠が渡るようになっている。残念だったな」
シエルの挑発口調が気に障ったのか、アズーロはシエルに向かって銃口を向けた。
その顔は怒りで満ちている。
｢大人をナメんなよ、
既にお前らの屋敷に部下を待たせている。
ブツはどこだ？早いトコ吐かねぇと1人ずつ使用人ぶち殺すぞ」
使用人を殺す。
その言葉に、二人は焦るどころか楽しそうに笑いをこぼした。
｢何がおかしい！」
｢可愛い飼い犬がちゃんと『とってこい』をできればいいがな」
微笑混じりの皮肉に、アズーロは失笑すると、シエルの顔を蹴り飛ばした。
｢聞こえたか？交渉決裂だ、殺せ！」
部下に命令を下しているアズーロを、Aは先程よりも冷たい眼差しで睨んでいた。
＿＿＿＿＿
その頃のファントムハイヴ家はというと...
｢セッ、セバスチャンさーん。今、玄関にお手紙が」
｢誰宛ですか?」
｢えと『シエル・ファントムハイヴ卿従者殿』宛ですだ」
走りながら向かってくるメイリン。
そこまでは順調だったが、
｢っ！？」
自分のブーツの紐を踏んでしまい、セバスチャンの胸めがけて倒れ込んでしまった。
それと同時に、銃弾がセバスチャンの髪を掠める。
｢なななな！？」
｢.....｣
メイリンは突然の銃弾にビックリしているが、セバスチャンは相変わらず冷静だ。というより、彼の場合はこちらに向かって銃弾が発泡されるのを事前に察知していたため、そこまで驚くことでもなかった。
｢メイリン、手紙を」
｢Σえっ、あっ、ハイですだ！」
手紙には【例の物を持ってこい』と書かれていた。品の無い手紙に、セバスチャンは呆れている。
｢おいおい、一体どうしたってんだ！」
｢大丈夫ですか！？」
先程の物音が聞きつけ、バルドとフィニが駆け付けてきた。
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MOMO(プロフ) - 26ページの最後の”夜空に浮かぶ月だけだった”っていう表現の仕方が凄く素敵で綺麗です！！その夜のこともいつか詳しく書いて欲しいです／／これからも頑張って下さい！ (2023年2月20日 5時) (
レス) @page26 id: 086efc5a74 (このIDを非表示/違反報告)
//// - や、やばい・・・ (2018年2月10日 13時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)
aiai1121224(プロフ) - とても面白くてすごい好きな作品です！更新頑張ってください！応援してます！シエルとってもかっこいいです！ (2017年12月30日 1時) (レス) id: cb7124050f (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - フォローがホローになってました (2017年11月3日 15時) (レス) id: 394e6279c9 (このIDを非表示/違反報告)
SHION*(プロフ) - 三日月プリンさん» 直しました。教えてくれてありがとうございました！ (2017年10月24日 21時) (レス) id: 2fd90462d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SHION* | 作成日時：2017年1月18日 19時
