第18話 誘い ページ27
......!!?
今､なんて......?
『......兄上が私を探している...?...どうして...』
セ「“皇位継承”について､貴女様にお訊きしたいことが有られると｡」
......どうして...皇位継承についてのことは､もう全て片がついたはずなのに...
セインが私を見つめる｡
セ「...貴女様には､我が国へお戻り頂きたいのです｡
“カルワリア国第34代皇主”にして
“第1皇女-ベルダ・ヘイズ・エアリアル＝ファロン-”として｡」
.........
『...残念だけど､それは無理よ｡』
私はセインの瞳を見つめながら言う｡
『......私はもう､皇主でも皇女でもない...｡
私の名前は､霞A｡その頼みは聞けないわ､セイン｡
兄上にも､そう伝えて｡』
私がそう言うと､セインは少し寂しげに微笑んだ｡
セ「...そうですか...｡私めには､貴女様に強要など到底出来ません｡
兄上様にも､貴女様のお言葉､しかとお伝え致しましょう｡」
私の目を捉えて言う｡
セ「...たとえ離れていても､私めは貴女様のことを
祈っております｡......また､いずれ...｡」
そして､再度私の手にさっきより更にゆっくりと熱い口づけをして立ち上がる｡
ふっと微笑んだかと思うと､次の瞬間セインは私の前から消え去った｡
『.........なんだか､疲れたな......』
分レ「...A｡」
『......!?あ､レ､レプリカ......』
レプリカも一緒にいた事をすっかり忘れてた｡
分レ「大丈夫か､A?かなり疲れているようだが......」
『そうね｡確かに少し...疲れたかな｡』
私は取りあえず遊真達の所に帰らなきゃと､歩を進めた｡
『......ねえ､レプリカ?』
分レ「どうした?」
『...さっきのこと､遊真には内緒にして欲しいの｡
......誰にも話さないで欲しい｡』
......余計な心配かけたくないし｡
分レ「...Aがそれを望むなら､私はそうしよう｡」
『うん､ありがとう...!』
私が戻った頃には､もうイルガーは倒されていた｡
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シノン - しおりさん» ありがとうございます!結構複雑になっちゃって大丈夫かなと思っていましたが､しおりさんのおかげで自信が出ました!これからオリジナルのストーリーを投稿する予定です。是非見ていただけると嬉しいです（ ´∀｀） (2020年11月18日 22時) (
レス) id: c8f6483df7 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 初投稿でこのクオリティ！？すごく面白かったです！私も初投稿の時は色々たいへんでした(笑)もしわからないことがあったら聞いてくださいね！わかることなら教えられます！これからも頑張って下さい！！応援してます！！！ (2020年11月18日 6時) (レス) id: 8b054000fd (このIDを非表示/違反報告)
シノン - ぽんさん» 失礼します。こんにちは、この話を投稿させて頂いているシノンと申します。ご指摘本当にありがとうございます!完全なる自分の不注意です。ぽんさんのおかげで本当に助かりました。本当にありがとうございます!失礼致しました<(_ _)> (2020年11月16日 21時) (レス) id: c8f6483df7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シノン | 作成日時：2020年11月15日 2時
