第26話 ご褒美 ページ27
夢「…(ムッスゥゥゥ」
宇「やっぱり、まだまだだなぁ生徒。」
体育祭が終わったあと、私達はなんとなく美術室に来ていた。
結局、4周目の直線で先生にごぼう抜きされて先生チームが1位でゴール。
夢「…私の夏休み、、、。」
宇「宿題くれぇ手伝ってやっから、そう落ち込むなよw」
夢「そりゃありがたい。ていうか、そんなにお給料大事なの?子供の夢を壊してまで欲しいの?」←
宇「…そりゃあな。まあ例えば、、。」
先生はゆっくり近づいてきて、私の前髪を横に分けた。
宇「好きなやつプレゼント贈ったりすんのに必要なんだよ。」
夢「っ!、こ、これっ…/////」
そう言って、鏡を渡してきたので見てみると、
私の最近伸びてきた前髪が、見覚えのない星のチャームがついたピンどめで止めてあった。
宇「今日頑張ったご褒美だ。」
夢「〜っ、うれしい!ほんとにうれしい!!可愛いしオシャレっ!本当にありがと、天元!
ねぇ、似合う?」
うれしくて、うれしすぎて、名前呼びになってしまった。
先生は、私の頭を撫でながら、
宇「…ふはっ、俺が生徒のために選んだやつだぞ。派手に似合うに決まってる。」
なんて微笑みながら言ってきた。
その微笑みに弱い私は、顔から体の芯があつくなってくることがよくわかった。
夢「んへへ、ずっっとつけてるね。ピンどめなら毎日付けられる!」
宇「おう、俺もお前がそれ付けてっと、俺のモノって感じで、すげぇ気分いいしな。」
夢「…ふふっ、なにそれ(笑)」
…こんなにうれしいご褒美があるなら、
頑張ってよかったかも。
宇「夏休みも、勉強頑張ったご褒美用意して待ってるからな。」
そう言って、額にキスを落とした。
やっぱり、全てはいつも通り、先生の手のひらの中で回っていたらしい。
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しの子(プロフ) - りすこさん» リクエストありがとうございます!そう言っていただけると、本当に嬉しいです!!更新頑張ります! (2020年3月20日 22時) (レス) id: af5276c9b3 (このIDを非表示/違反報告)
りすこ - もちろん読ませていただきます!リクなんですけど、お互いに嫉妬して喧嘩になっちゃって、どっちかが「別れる!」って言っちゃうお話お願いできますか?しの子さんの書き方読みやすくて好きです!無理しない程度に頑張って下さい! (2020年3月20日 22時) (レス) id: a1b2d8f3c2 (このIDを非表示/違反報告)
しの子(プロフ) - リクエスト等も受け付けていますので、コメント、リクエストお待ちしております!! (2020年3月19日 23時) (レス) id: af5276c9b3 (このIDを非表示/違反報告)
しの子(プロフ) - りすこさん» コメントありがとうございます!実を言うと、ネタに困って更新が停滞していまして、1度消させて頂きました。続編はまた新しく作ろうと思うので、できたらまた読んでいただけると嬉しいです! (2020年3月19日 23時) (レス) id: af5276c9b3 (このIDを非表示/違反報告)
りすこ - 初めまして、りすこです!いきなりこんなこと言うのもあれなんですけど、これって続編なかったですか?よく行ったり来たりしていた記憶があって...違ってたらすいません! (2020年3月19日 22時) (レス) id: a1b2d8f3c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しの子 | 作成日時:2019年9月23日 14時