第27話 不安 ページ28
夢「…先生ってモテるのね。」
宇「まぁな、派手な色男だし。」
夢「…へーぇ。」
私は今、大変不機嫌である。
私が不機嫌なのも、購買でパンを買い忘れたのも、
テストで3点とったのも
全部この色ボケ野郎(宇髄)のせいだ。
宇「…なんか機嫌悪くね?どうしたんだよ。」
夢「…先生、今日購買のお姉さんと仲良すぎだった。」
宇「__は?いや、え??」
…先生にとっては、そうでもないことなのだろう。
だけど、ただでさえ かっこよくて、優しくて、
人気のある人だ。
私以外の人に笑いかけたり、楽しそうにしてると
どうしようもなく胸が苦しくなる。
そして、私はこの気持ちの名前を知っている。
夢「…嫉妬してた。これぐらいでって思うかもしれないけど、私は地味で、先生に釣り合ってないから
すごく不安になってた。」
少し泣きそうになった私を先生は優しく抱きしめてくれた。
宇「ごめんな、不安にさせて。お前は派手に可愛いし、俺が釣り合わないくらいなんだぜ?
こんなこというのもなんだが、
すげぇうれしい。
生徒が大好きって言ってるみぇで。」
夢「…うん、大好きだよ。」
私も先生の背中に腕をまわした。
すると、先生は私の顎に指を滑らせて、目が合うように私の顔を上げた。
っ、あごクイってやつだ。
なんとなく頭に流れたワードが私の顔を赤く染めた。
宇「…嫉妬してくれる分には愛が足りなかったってことだよな?」
舌なめずりをしながら近づいてくる顔には、少々熱を帯びているように見えた。
宇「俺がお前以外眼中にないってこと、たーっぷり体に教えこんでやる。」
今はおあずけ、と言わんばかりの触れるだけのキスをした。
私も、そのキスを自然と受け入れていた。
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しの子(プロフ) - りすこさん» リクエストありがとうございます!そう言っていただけると、本当に嬉しいです!!更新頑張ります! (2020年3月20日 22時) (レス) id: af5276c9b3 (このIDを非表示/違反報告)
りすこ - もちろん読ませていただきます!リクなんですけど、お互いに嫉妬して喧嘩になっちゃって、どっちかが「別れる!」って言っちゃうお話お願いできますか?しの子さんの書き方読みやすくて好きです!無理しない程度に頑張って下さい! (2020年3月20日 22時) (レス) id: a1b2d8f3c2 (このIDを非表示/違反報告)
しの子(プロフ) - リクエスト等も受け付けていますので、コメント、リクエストお待ちしております!! (2020年3月19日 23時) (レス) id: af5276c9b3 (このIDを非表示/違反報告)
しの子(プロフ) - りすこさん» コメントありがとうございます!実を言うと、ネタに困って更新が停滞していまして、1度消させて頂きました。続編はまた新しく作ろうと思うので、できたらまた読んでいただけると嬉しいです! (2020年3月19日 23時) (レス) id: af5276c9b3 (このIDを非表示/違反報告)
りすこ - 初めまして、りすこです!いきなりこんなこと言うのもあれなんですけど、これって続編なかったですか?よく行ったり来たりしていた記憶があって...違ってたらすいません! (2020年3月19日 22時) (レス) id: a1b2d8f3c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しの子 | 作成日時:2019年9月23日 14時