記憶を失った悪女【黒バス】

記憶１４ ページ16

ﾓ「何…？あれ…」

ﾓ「島田さん怪我してるじゃん！」

黄「ちょ…！どいうことっすか？！」

島「ﾌｴｯ…黄瀬君……黒田さんがｯ……私を切りつけて…」

あれ？私何時切りつけた？

よくわからない

私は１人頭をひねる

今の私に分かることは…私は悪者になったって事だろうか？

私はその答えに１人頷く

ﾓ「島田さん手当しに行こう」

島「うんっ……黄瀬君……も…来てくれる？」

黄「は？寝言は寝て言えよ

黒田さん行こう…って黒田さん怪我してるじゃないっすか！

応急処置っすけど…」

そう言って自分のポケットからハンカチを取り出し

私の手に巻きつける

結構上手だ

黄「ほらっ！さっさ行かないと」

そう言って怪我をした反対の手を握り

私を連れて行く

この人は凄く変わっていると思う

私はそんな事を思いながら彼についていく

彼に連れてきてもらった場所は保健室や職員室ではなく

理科室だ

「…黄瀬君…何で理科室？」

黄「今吉先生が居るからっす！

先生来たっすよー！」

今「おぉー遅かったなー

ほらほら、黒田そこに座れ」

私は先生に言われるがままに先生の前にあった

椅子に座る

座ると先生は黄瀬君がつけてくれたハンカチを外す

今「こりゃ酷いなー

ちょっと染みるぞ」

「はいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ？！

痛い痛い痛い！！めっちゃ痛い！！」

今「我慢しろよ」

「無理無理無理無理無理無理

めっちゃ痛いし！！

ちょ…黄瀬君助けて！！」

黄「ごめん。無理」

「ちくしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！」

それからも私の悲鳴が何度か響いた

やっとのことで手当が終わった頃には

私のHPが０になっていた

「ﾊｧ…ﾊｧ…

マジで…ﾀﾋぬかと…思った……」

黄「だ、大丈夫っすか？」

「これが大丈夫に見える？」

黄「見えないッス…」

今「ったく…お前はな何でこんな事したんだよ」

そういえば…何で私は何で手を出したんだろう

普通なら目を背けそうなのに…

分からない

「何でですか？」

今「いや、俺が聴いてるんだけど」

うっ…

正論だけど…

分かんないもん

黄「わからないこと聞いても意味ないっすよーせんせー」

今「まぁ、そうだな

黒田、お前怪我したら此処に来いよ絶対な」

「え？あぁ…はい」

私はそう言って頷いた

そして、教室に戻るべく私達は理科室を後にした

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