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#13_本当の気持ち ページ14

立花「…この先は俺たちが責任もって次の国へ送り届けるから。安心して。」

A「ありがとうございます…!」

なんでこんなに皆さん優しいんだろうか。
こんな私のために…

立花「じゃ、まずは部屋まで送ってくからついておいで」

日野「そうだね。行こ」

立花「なんで日野くんも着いてくるの?日野くんあっち手伝いなよ」

日野「えー!慎ちゃんもしかして2人きりになりたいとか…」

立花「俺は覚えてるぞ、さっきの…ね?イケメンしてたよね?」

…?あぁ、あれかな。涙のやつ…

A「(…コクッ)」

日野「…Aちゃんまで…!それは本当にごめんね!もうあっちの手伝いしてくる。変なことしないでね慎ちゃん…!」

立花「分かってますよー笑」

立花「さ、行こうか。」

A「はい」

そういって彼は歩き始めた。私も後ろからついて行った。

それにしても2人の掛け合い面白くていつまでも聞いていたい感じだった
ここでは私はある意味1人だから…
羨ましいのかな。いや、

…寂しい、のかな

きっとこの世界に馴染めてないから
私の知らないものに囲まれすぎているから
寂しいんだ。私は。

すると、途端に今まで忘れていた感情が一気に溢れ出した


立花「…まぁ悪い奴らじゃないから。あ、着いたよここです。……って、あれ泣いてる…?」

その時私は涙が止まらず大号泣をしていた

立花「一旦部屋入ろっか…?」

(ガチャッ)

立花「えっと…んで、ここ、座りな?」

そう言って私を優しくソファーに座らせてくれた。
そして私を優しく抱きしめてくれた

立花「きっとちゃんと気持ちの整理ができてきたんでしょ。大丈夫だよ?1人じゃないから俺らがついてるから。」

立花さんの言葉一つ一つが私の心に深く届いた

立花「落ち着くまでこうしててあげるから。いっぱい泣いて辛い感情吐き出そ。そうでもしないと人間やってけないから。…君はよく頑張ってるよ。」


それからずっと立花さんは私のことを抱きしめて背中を優しくさすって声をかけてくれた。
私は泣きじゃくれているだけでなんにも言葉を返すことができなかった、



立花「…あれ寝ちゃったか。まぁ無理もないか」

立花「(ちょっと失礼、ベットに運ぶだけなんで…)
(君の大事な人っていうのはよっぽど君に愛されてるんだね。……ちょっとぐらいは許せ)」

立花はAの額に優しくキスをした。

立花「…手違いで俺の事好きになったりしてくんないかな……まぁ、んな事はないか笑……おやすみ。」

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秋桜(プロフ) - 陽炎狐さん» ありがとうございます…! (2020年9月27日 11時) (レス) id: 5054075bf8 (このIDを非表示/違反報告)
陽炎狐 - すげぇ…声優×ファンタジーだ…面白い!!!!! (2020年9月26日 13時) (レス) id: d9951e1648 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:秋空アリス | 作成日時:2019年10月6日 14時

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