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#12_ないものねだり ページ13

一方、逃げた日野さんとほぼ同時のタイミングで間島さんが、私たちのところに来ました。


間島「ちょっといい?どさくさに紛れて居なくなった小野くん帰ってきて?(笑)」

小野「え、なんでバレたの…」

間島「いや、普通に分かるわ(笑)…あと、こっちにもう1人ちょうだい。」

福山「お、じゃあ俺行くわ。」
と言い、片手を上げ間島さんをちらっと見たあと駆け足で台所に向かう福山さん。

小野「近ちゃーん!やっぱバレたー!」
と言い、全力ダッシュで台所に向かう小野さん。

間島「それだけ。(笑)じゃ、2人貰ってく。」
と言い、少し笑いながらゆっくり戻っていく間島さん。


まさに三者三様。なんかいいなぁ…なんて。
ないものねだりをしてみました。


菅沼「日野くん…君はもう無かったことにされてるよ…」

立花「何のつぶやきよ(笑)」

菅沼「何となく…?」

A「何となく(笑)」

木村「笑われてるし…(笑)」

菅沼「良平、バカにしたな?」

木村「これはこれは。失礼致しました。」

こっちもなんかいいな…
ないものねだり2回目。
ここに来てから羨ましいことばっかり。

…最初からこの世界に生まれたかったな…

なんて。


立花「おーい。どした?」

A「へ?あ、すみません。少し意識が遠い所へ…(笑)」

菅沼「Aちゃんでもそんな事あるんだ〜意外。俺と一緒!」


…なんて話していると、近藤さんがこっちに向かってくるのが見えた。

近藤「おーい。なんかご飯まだちょっと時間かかるから部屋に戻ってていいよだって。」

菅沼「おー。分かった。」

木村「あ、そろそろ帰らなくては…」

A「え?そ、そうなんですか?」

木村「寂しいですか?…へへ。嬉しいなぁ〜」

立花「あっちの国忙しいもんね。しょうがない。じゃ、気をつけて。」

近藤「遠回しにすぐ帰れと…(笑)」

菅沼「もっといても良かったのに…ご飯だけでも…?」

木村「いやいや!もっとダメですよ…えぐに怒られる…(笑)」

菅沼「そっか(笑)…礼儀に厳しいもんねぇ〜…分かった。じゃあ俺、良平のお見送りしてくる〜」

近藤「はーい。他のみんなにも言っとく。気をつけてね〜」

A「…色々とありがとうございました。他の皆さんにもよろしくお伝えください。」

木村「どういたしまして。分かった。言っとく。…もし、君が僕らのとこに戻りたくなったらいつでもおいで。大歓迎だから。…頑張ってね!」

A「はいっ。」

そして彼はあの時のように私の手の甲にキスをした。

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秋桜(プロフ) - 陽炎狐さん» ありがとうございます…! (2020年9月27日 11時) (レス) id: 5054075bf8 (このIDを非表示/違反報告)
陽炎狐 - すげぇ…声優×ファンタジーだ…面白い!!!!! (2020年9月26日 13時) (レス) id: d9951e1648 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:秋空アリス | 作成日時:2019年10月6日 14時

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