57:ヒーローの出身 ページ10
『夜王鳳仙、春雨で幹部を務めていた男....
鳳仙が夜王と呼ばれるのはこの常世の国の王だからだけではないのです』
落ちた場所から歩きながら夜王鳳仙の話をしていく。皆なんで私が詳しいのか不思議そうだけれども。
『夜王鳳仙は夜兎の王と呼ばれた男です。
か.....ごほんっ.....今の団長の前の春雨第七師団の団長でした』
「夜兎の王だって?そりゃあ俺ら、とんでもねェ奴に喧嘩売っちまったぜ」
「なあ、A。主に聞きたい事があるのじゃが」
『なあに?』
月詠が何処かに案内してくれるらしく後ろを歩きながら返事をした
「お主、吉原出身か?」
『...やだなぁ、潜入捜査で来ただけだよ。』
「慣れ親しんだ廓詞といい、夜王鳳仙の話といい.....吉原出身ではないのか」
『私は遊女じゃないよ。ただ昔、ここに遊びに来た事があるだけだよ。』
嘘じゃないよ、少し誇張してあるけれどね?
建物の中に入り重苦しい遊女の着物を脱ぎ軽めの着物を貸してもらった
「A、主も行くのか?」
『ええ。』
「行かなきゃ晴太くんが死にます。」
「行けば主らも死ぬ。夜兎が4人、軍隊一個あっても足りぬぞ。」
「彼奴は私が何とかするネ」
「ちょっくらお日様取り戻しに行ってくる。」
クナイや仕込み刀、小刀を忍ばせた。準備は万端だ
「しみったれた面した奴らに言っとけ。空見とけって。あの鉛色の汚ェ空に俺たちが馬鹿でかいお日様打ち上げてやるってな。」
「悪いが断る、わっちも一緒に行くからの」
「よせ、テメェ裏切り者になるぜ?」
「わっちが守るのは日輪じゃ。わっちも探してみたくなったのじゃ、テメェのお日様と言う奴を。」
月詠はそう言い振り向いた。何処かすっきりした様な綺麗な顔をしていた
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海琉(プロフ) - 美空さん» ありがとうございます!頑張りますね! (2017年3月25日 0時) (レス) id: a51860819e (このIDを非表示/違反報告)
美空 - 続きがスッゴク気になります!頑張ってください!応援してます! (2017年3月25日 0時) (レス) id: 02a17435ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海琉 | 作成日時:2017年3月8日 18時