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65:それは太陽のようで ページ18

大きな扉の前、厳重に隔離されているようだ。





「おいでよ、君も笑うといい.......お母さんに会うのにそんなしけたツラしてちゃいけないよ。」




「ここに母ちゃんが......」





「8年前、君を逃がそうとし鳳仙に捕まった時から君の自由と引き換えに日輪は自由を奪われた。花魁なんて名ばかりのただの飾りさ。

鳳仙は彼女を客寄せパンダとして使う以外はここに閉じ込め客をとらせず一切の自由を認めなかった。

ここで腐って死んで行くことを日輪に強いたんだ。いや、日輪自身がそれを選んだと言っていい。

君を守るために...」









ここに.....日輪さんがいるんだ。


実は私も少し彼女とは面識がある。彼女を例えるならば太陽だ。


真っ直ぐ信念が宿った目をしていた。大半はここに来たものは死んだかのような目をするのにも関わらず









「それでも君はここにきた。

.....君にも君の覚悟というものがあるんだろ?

ここから先は君の仕事だよ。」






晴太くんは扉まで歩いて行く






「帰りな!!」





聞き覚えのある、凛とした声






「ここにあんたの求めるもの何てありゃしないよ、帰りな。」


「母ちゃん....母ちゃんなのか!?」




扉の錠を外し扉をドンドンと力強く叩いた







「開けてくれよ!あんたの息子の晴太だよ!」


「息子何ていやしないよ.......あんた見たいな汚い餓鬼、知りゃしない。」



「なんで知ってんだよ......なんで汚い餓鬼だって知ってんだよ。....母ちゃんずっとおいらの事守ってくれてたなんて....」





晴太くんは胸に溜めた思いを話す

66:母親に憧れた女達→←64:ブラコンの類



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海琉(プロフ) - 美空さん» ありがとうございます!頑張りますね! (2017年3月25日 0時) (レス) id: a51860819e (このIDを非表示/違反報告)
美空 - 続きがスッゴク気になります!頑張ってください!応援してます! (2017年3月25日 0時) (レス) id: 02a17435ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海琉 | 作成日時:2017年3月8日 18時

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