64：ブラコンの類 ページ17
『埒があかない。』
「しつこいなぁ、女を殺すのは趣味じゃないんだよ」
神威の隣で戦うのはもう何年振りだろうか。
凄く嬉しいけど、怪我はして欲しくないと思う自分がいる。自分で思うんだけれど私はブラコンの部類に入るからね。
「Aも伊達に真選組やってないね、息一つ上がってない。」
『神威は逞しくなっちゃってさー』
幼少期....私より小さかった背も抜かされて、声も変わって、大きな背中になった。
でもぶっきらぼうで太々しい優しさは変わらない
今だって私より前に出て戦っている
「女は強い子を産むかもしれないだろ？...まあ君らの子供には期待出来ないか。」
笑顔で人を殺す神威。
その姿は恐怖だけれど、彼は夜兎の本能に忠実な男なのだ。仕方がない。
「や、やめろっ......そんなに人を殺して何が楽しいんだ！何でヘラヘラ人を殺せるんだよ！」
「酷いなぁ....ここまで連れて来てやったのに...それにこいつら君の母さんをここに閉じ込めていた奴らだよ」
全員やり終えたのかこちらに歩いてくる神威
「笑顔は俺の殺しの作法さ、どんな人生であれ最後は笑顔で送って健やかに死なせてやらないとね。.....逆に俺が笑いかけた時は殺意があるととってもいい。」
「ひぃっ」
私達を通りすぎてもゆっくり歩き、大きなドアの方に向かった
「冗談だよ、俺は子供は殺さない主義なんだ」
『強くなるかも知れないからでしょ』
「そうなんだよ、よくわかったね」
神威は扉の前まで歩いて行った
私もそれを追い掛ける
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海琉(プロフ) - 美空さん» ありがとうございます！頑張りますね！ (2017年3月25日 0時) (
レス) id: a51860819e (このIDを非表示/違反報告)
美空 - 続きがスッゴク気になります！頑張ってください！応援してます！ (2017年3月25日 0時) (レス) id: 02a17435ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海琉 | 作成日時：2017年3月8日 18時
