Wartime Karriere250 ページ1
「君がそんなにバカだったなんて…私は絶対に許さない」
「…なぁハンジよ。俺は、何が怖くてアイツを手放さなきゃならん？」
「…嫌われることだろ！？君はAから逃げた！！自分から離れてやったという自己満足のために…違うか」
「…あぁ、そうだ」
あっさりと認めたリヴァイにハンジも黙った。あまりに憔悴しているリヴァイに、これ以上の言葉は無意味だとも思えた。
「…もういい。私は彼女のところにいく。君はそこで情けなく過ごせばいい！あぁ、惨めだ！！」
それだけ吐き捨て、馬小屋を後にする。近づくハンジに気配を殺そうと必死にこらえるも、さすがに長年調査兵団にいるだけはあり、気配には鋭くあっけなく(というよりもすでに気づかれていた)気づかれてしまっていた。
「…あなたが勘違いしないように言うけど、アイツはAをどうしようもない位愛している。何が怖いのか、そんなの簡単さ」
「…は？」
「君がいなくなることがたまらなく怖い。リヴァイは恋愛経験も家族の愛情も…あなたならわかるだろう？リヴァイは不器用なんだ。あえて自分から離れてみれば近づいてくれるかもしれない…お互い寂しがってるだけだ」
ゆっくりと穏やかに話すハンジはリヴァイの時とは別人だった。
「よく…しゃべるな」
「そうだね。私は二人とも好きだからね」
へらっと笑うハンジにAは顔を背けた。
「…そうか」
「ところで、荷物をもってどこに行く気だい？」
「訓練兵団に帰るにきまってるだろ」
そっけなく答える。行こうとするAの腕ををハンジがつかんだ。
「…二度と修復できないかもしれないよ。現に君は今、一番大切な心を失っているからね」
「心…か。ずっと疑問だった。僕は正義を振りかざして命を刈り取って今を生きている。そんな僕が幸せになる権利が…あるとは思えなかった。リヴァイといるときだけは許されてるって思ってたけど…僕は所詮悪人なんだからって…どこかで諦め始めていた」
無表情だったAに初めて見えた表情は苦しそうな表情だった。諦めたというのは嘘であることは容易に想像できた。
「…それで？本音はどうしたいんだい？」
「…本音…そんなの、好きだ、離れないでくれって言いたい。でも、許されない」
「どうして…」
「それがこの国では通用しないことが…いや、僕の存在がそれを許さないからだ」
「…どういう意味だい？国？存在？」
「いずれわかる日が来るそれまでは言えない…」
「…A…」
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ミレン(プロフ) - 乱黒桜さん» コメントありがとうございます！貴重なご意見ありがとうございます！今作は厳しいので次回作からあけたいと思います！ぜひ、作品のリクエストもお願いしますね！ (2018年9月22日 23時) (
レス) id: 0471dbbe0d (このIDを非表示/違反報告)
乱黒桜 - 面白いです! 更新頑張ってください あと少し文字を詰めすぎで見にくいのでもう少し間隔を開けてみたらどうでしょうか? 上から目線ですいません!! (2018年9月22日 15時) (レス) id: eadd9ccc7e (このIDを非表示/違反報告)
ミレン(プロフ) - 気軽にコメントお願いします！ (2018年9月3日 23時) (レス) id: 0471dbbe0d (このIDを非表示/違反報告)
クルル - 更新応援してます。頑張ってください。 (2018年5月11日 0時) (レス) id: 262f0ecdd1 (このIDを非表示/違反報告)
ミレン(プロフ) - お待たせしており、すみません。ゆっくり亀更新でいきます！ (2018年5月2日 11時) (レス) id: 70b346d64c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御煉 | 作成日時：2017年4月29日 22時
