Wartime Karriere41 ページ43
「入っていい」
「あぁ」
リヴァイに手伝ってもらいながら着々と着替えを進めるA。
「まだかー？うっ…」
「おい…ちょっとはしゃがめ」
身長差のある二人は、着替えをするのにも一苦労だった。あたふたしながらやっと着替え終わる。黒色の軍服を着てみるとエルヴィンのすごさに驚かされた。
「…サイズぴったりだ」
「いつの間に測られた」
「知らねぇ…」
基本は調査兵団のジャケットが変わっただけなのだが、それだけでも雰囲気が変わる。色は漆黒で、燕尾服の尻尾の部分の地面につくすれすれまで長くし、それを動き難いがデザインを重視した形にされている。もちろん調査兵団の証である自由の翼が腕と背中についていた。また、腰巻の部分は黒色になり、ブーツも真っ黒の膝のガードがなくなっていた。ただ、基本的は兵団服と同じだった。
「これでネクタイ…か？」
「どうした」
「…数が多い」
「あ？好きなの選べ」
「…あ！リヴァイと同じ白のクランバットにする」
「…巻けるのか？」
「たぶん」
箱から取り出し、首に巻く。
「できた！どうだ！」
「ガキのよだれかけか？」
「…」
「かせ」
リヴァイがほどき、シュルシュルとAの首に巻いていく。
「おしゃ！リヴァイとおそろい」
「お前…そんなにガキっぽかったか？」
「んー…地下街よりも緊張してねぇからかな」
「そうか」
「ところでリヴァイ…なんで立体起動付けるんだ？」
「…貴族の趣味だ」
「ふーん」
Aに兵団の見世物だ、などといえば怒るだろう。一方のリヴァイも着々と着替えを進めていた。リヴァイもAと同じ軍服だった。
「行くぞ」
「え、馬は？」
「バカか…馬車だ」
「え…」
外に出ると馬車が待っていた。中に乗り込むと既に先客がいた。
「今回はエルヴィンじゃないのか」
「あぁ…」
「誰だ？」
「あ？こいつは俺の副官だ」
「主、なかなかいい目をしておるな」
「えっと…」
いきなり話しかけられ、混乱するA。
「…リヴァイ、誰だ？」
「兵団組織にいながら俺達を知らないのか？」
「…」
「まぁよいではないか。わしはドット・ピクシス。駐屯兵団司令官であり、現人類領土南部最高責任者だ。みなにはピクシス指令と呼ばれるのぅ」
「私は訓練兵団の教官だが…キース・シャーディスだ。お前の顔は見覚えがないが…」
「こいつは俺と同じだ」
「なるほどな」
「…あんたは？」
「俺は憲兵団師団長、ナイル・ドークだ」
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ミレン(プロフ) - カリンさん» ありがとうございます！頑張らせていただきます！ (2017年1月25日 7時) (
レス) id: b76c4cbd4b (このIDを非表示/違反報告)
カリン - 本当に楽しい作品です！頑張って下さい (2017年1月24日 23時) (レス) id: 156ef3ff5c (このIDを非表示/違反報告)
ミレン(プロフ) - お気に入りの登録してくださった皆様、ありがとうございます！決してなりすましではありません；；ｗ心の底から目を腐らせてしまったことへのお詫びと、見てくださった感謝を申し上げたいと思います。 (2015年11月24日 23時) (レス) id: dbdaa525d4 (このIDを非表示/違反報告)
未恋ハンジ(プロフ) - ここに何かコメントおいてってくれると駄作者が犬のように喜んで駆けずり回ります☆ (2015年8月23日 16時) (レス) id: e4550b7e27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御煉 | 作成日時：2015年8月22日 23時
