Wartime Karriere32 ページ34
人が多すぎて門を通れないため、直接壁を立体起動で駆け上がった二人は、シガンシナ区の光景に唖然とする。
「なんだこの量は…」
「はぁ…はぁ…１００年の平和が崩れましたか…」
「行こう」
「あ、ちょっと！？」
「あそこの家に、少年と少女と…おっさんがいる。僕はあそこに行くから、あんた弱そうだから安全な場所から見てて」
「…弱そうって。俺は主席で卒業してますけど！？」
「じゃぁその格好でみじめに死ぬか」
「…見てます」
Aはすぐさま飛び、少年たちのもとへと降り立つ。だが、助けに来たはずの駐屯兵は突然引き下がり、少年たちを抱えて逃げた。少年たちの母であろうか。女性が食われたのはすぐ後のことだった。
「…ごめ…なさ…」
動けずに固まったAの身体は、いくら命令しても動かなかった。震えてしゃがみこむと、足もとに何かが落ちる。ナイフだった。
「ははっ…リヴァイ。僕は、とんだ腰抜けだ…イザベル、ファーラン…待ってろ。僕は必ず…こいつらを消し去る！！」
その瞬間、Aの身体は異常な力で動き出し、たった今入ってきたばかりの７ｍ級巨人にとびかかる。
「お前の魂、どれくらいの価値がある？」
《うごあぁぁああ》
足の腱を削ぎ、動きを封じたその勢いでうなじへ飛びかかる。蒸発する巨人から離れ、次の標的を探す。
「少年たちの母親を殺した奴は…いない」
探しても見つからないため、近くにいる巨人から掃討していく。一体一体、魂の価値を問いながら削ぐ。
「…まだ避難は終わらないのか？」
「気を付けろ！！つっこんでくるぞ！！」
「なっ！？」
後ろを振り返ると、今まで見たこともないような巨人が突っ込んできていた。見たところ立体起動による攻撃も、砲撃による攻撃も効いていないようだった。
「迎え撃つ！」
「んなの無茶ですよっ！」
「あ、おい！！エリオ！！」
構えたところを横からエリオに担がれ、壁の上におろされる。
「あいつには何の攻撃も効かない。今あなたがしようとしたのは自 殺ですよ！？」
「うるさいなぁ…！大体、戦わないくせに邪魔するなよ！！」
「貴方が死に急いでどうするんですか！」
「死に急いでなんかない！！」
「見てください！たった今マリアは突破されました。もうマリアは人類は住めないでしょう。ですから、一旦は引くんです！調査兵団が帰還するまで！！」
一瞬、Aは考えるそぶりをするが、すぐに言い返す。
「だからって死にそうな奴を見殺しに出来るか！！」
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ミレン(プロフ) - カリンさん» ありがとうございます！頑張らせていただきます！ (2017年1月25日 7時) (
レス) id: b76c4cbd4b (このIDを非表示/違反報告)
カリン - 本当に楽しい作品です！頑張って下さい (2017年1月24日 23時) (レス) id: 156ef3ff5c (このIDを非表示/違反報告)
ミレン(プロフ) - お気に入りの登録してくださった皆様、ありがとうございます！決してなりすましではありません；；ｗ心の底から目を腐らせてしまったことへのお詫びと、見てくださった感謝を申し上げたいと思います。 (2015年11月24日 23時) (レス) id: dbdaa525d4 (このIDを非表示/違反報告)
未恋ハンジ(プロフ) - ここに何かコメントおいてってくれると駄作者が犬のように喜んで駆けずり回ります☆ (2015年8月23日 16時) (レス) id: e4550b7e27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御煉 | 作成日時：2015年8月22日 23時
