Wartime Karriere39 ページ41
リヴァイの言ったことにエリオは驚いた。
「言ってますよ。実は俺、Aさんには言いましたが、アバロンの友達で…よく貴方たちの話は聞きましたよ」
「そうか」
「俺なんかが言うのもなんですけど…Aは後悔はしてないと思います。確かに…なんとなく死に急いでて自分のこと考えてない感じですが…もし俺を追い払うためだけなら、近くに会った石を投げればよかった。ナイフを投げたのは、貴方に必ず会えると、どこかで信じてたからなのでは？」
「…あ？」
リヴァイの眉間のしわが深くなる。
「投げるナイフは一本でよかった。わざわざ二本投げたのは、貴方を信じてたからなのでは？生意気承知で…殺される覚悟で言いますが、Aさんの動く行動原理が、あなた方なのでは？」
「あなた…方…だと？」
自分以外に誰がいるのかと、考えをめぐらす。
「イザベルさんやファーランさん、そして貴方です」
「俺達が？」
「今、たった一人の家族の貴方がわかってあげられないんですか？ハンジ分隊長も、わからせるために出ていったんじゃないですか？」
エリオの目がリヴァイの目を射ぬく。
「はっ…部下にさんざん言われちまったな」
「だから言ったでしょう？殺される覚悟だと」
「あぁ、そうだな」
「行ってあげてくださいよ。あのまま暗いまま病院にいられても困るので」
「…てめぇの口は病院で治らねぇのか」
「死ぬまで治りませんよ」
「エリオ、てめぇの言う通りだ。俺はあいつに勝手に自分の理想を押し付けた」
「そんなのいいんで！行ってください！」
扉から追い出され、バタンと閉められる。Aの部屋に入るとAは布団にくるまっていた。
「今から言うことは独り言だ。俺は、Aが兵士に似合わないのを分かってて連れ出した。俺が、そばに置いておきたかったからだ。俺のただの我儘だ。だから我儘ついでだが…お前にナイフをくれてやる。それでお前の気が休まるならな」
「…ありがとう」
リヴァイがAの髪の毛をクシャリと撫でる。
「やめろよ！ガキみたいじゃんか」
「あぁ、ガキだ」
「…」
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ミレン(プロフ) - カリンさん» ありがとうございます！頑張らせていただきます！ (2017年1月25日 7時) (
レス) id: b76c4cbd4b (このIDを非表示/違反報告)
カリン - 本当に楽しい作品です！頑張って下さい (2017年1月24日 23時) (レス) id: 156ef3ff5c (このIDを非表示/違反報告)
ミレン(プロフ) - お気に入りの登録してくださった皆様、ありがとうございます！決してなりすましではありません；；ｗ心の底から目を腐らせてしまったことへのお詫びと、見てくださった感謝を申し上げたいと思います。 (2015年11月24日 23時) (レス) id: dbdaa525d4 (このIDを非表示/違反報告)
未恋ハンジ(プロフ) - ここに何かコメントおいてってくれると駄作者が犬のように喜んで駆けずり回ります☆ (2015年8月23日 16時) (レス) id: e4550b7e27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御煉 | 作成日時：2015年8月22日 23時
