俺が好きなのは、お前だけ。゜*２*゜。　【名前変換ｵﾘｼﾞﾅﾙ】

＊第24話＊　過去の涙 ページ5

１階男子トイレ。

２階男子トイレ。

３階男子トイレ。

職員用男子トイレ。

ﾌﾟﾚﾊﾌﾞ男子トイレ。


学校中にある男子トイレ全部行ってみたけど、

ドコもこの時間帯に誰かが使った形跡が全くない。


「（人２）…っ？」


少し肩で息をしながらも、

私は全力で（人２）を探す。


前にもあったこんな事。

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小さい時、（人２）が出かけたまま帰ってこなくて。

親・学校の先生・近所の人。

皆総出で（人２）の名前を叫んでた。

勿論、私も。


午後１１時を過ぎて。

まだ見つからない（人２）を探して、

私はダメ元でよく２人で遊んでる公園に立ち寄った。


そこで、信じられない光景に目を疑った。

滑り台の下で、（人２）が傷だらけで倒れてた。


『（人２）っ！？』


そう叫んで私は、急いで駆け寄る。

幸いにも、その時（人２）は目を覚ましてくれて。


倒れてた理由を聞いたら、

『Aをバカにするヤツがいたから、やっつけてやった！』

笑顔でそう言った。


――…その後勿論お母様方に怒られたけど、

私はその言葉が嬉しくて涙があふれてた。

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……あの時の怪我は結局大した事なかったけど。


また私のせいで（人２）になんかあったら困る。


これって自意識過剰すぎ？？

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でも、それでも私は。

心配せずにはいられないのだ。

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