＊第39話＊ ナサケナイ ページ22
〜（人２）side〜
『いつもの…して？』
栞奈がそう言ってきた。
いつもの不敵な笑みを浮かべて。
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いやいやながらも、俺は栞奈の唇に
自信の唇を軽く押し当てた。
……正直言って、栞奈と付き合ってるのは
一方的な向こうの推しから。
『…言う事聞かなきゃ栞奈、パパに言いつけるから。
少なくともホームステイ中世話してあげた恩あるしぃ？？
アンタも逆らうつもりないよねぇ？？
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ううん。
もし逆らうつもりなら。。。
アンタの大事なAって子……潰すくらい出来るんだから((黒』
そんな事言われたら、
言いかえしなんてできたモンじゃない。
Aには元々俺のｺﾄ好きだって確証はねぇから、
それならコイツと付き合った方が安全かな――…とか思ってた。
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…でも、唇同士を離して、Aを見て気づいた。
…―――ナイテル―――…
ﾎﾞﾛﾎﾞﾛと大粒の涙を流して。
で、急に保健室から飛び出しちまった。
「・・・っっクソ！！」
自分で自分が情けなくて。
思わず声に出してた言葉。
それを栞奈が聴いていて。
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「…えへへぇ♡
Aちゃん、可哀相だったねぇ…（人２）ったらひどぉいｗ」
「うるせぇっ！！」
栞奈の言い方がムカついて。
気づいたら叫んでた。
…自分で仕組んだクセに…っ！！
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したら、栞奈にTシャツの胸ぐらを掴まれる。
「…何か文句でもあんの？？
私に逆らったらどうなるか自分でも分かってんでしょ？？
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アンタ達を潰すことくらい…パパに言えば何でもできんのよ？？」
「・・・悪ぃ」
栞奈は俺のTシャツを離すと、そのまま保健室を後にした。
＜ボスンッ＞
と音をたてて、俺はAのいたベッドに座る。
自分が情けなくて。
栞奈におどされるのが嫌で。
Aを抱きしめられないのが悔しくて。
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気づいたら一粒、涙が頬を伝った。
ラッキーアイテム
革ベルト
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mari♪ - 全然つまんなくなんかないですっ！！面白いですよ〜（泣） (2015年7月27日 23時) (
レス) id: 41f8ffc63e (このIDを非表示/違反報告)
栗田ユリ(プロフ) - ちょーおもしろいですね♪最高です☆ (2012年6月30日 17時) (レス) id: 888f85d495 (このIDを非表示/違反報告)
ぬら - この話超好き↑低評価まじ氏ね (2012年3月31日 12時) (レス) id: 31f941070e (このIDを非表示/違反報告)
ぬら - この話超好き↑低評価まじ氏ね (2012年3月31日 12時) (レス) id: 31f941070e (このIDを非表示/違反報告)
瑞希 - 萌子さん、私、この作品好きですよーっ 何で低評価の人がいるんでしょーね (2012年3月30日 11時) (レス) id: e604b03aea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：萌子♪ | 作成日時：2012年2月7日 19時
