俺が好きなのは、お前だけ。゜*２*゜。　【名前変換ｵﾘｼﾞﾅﾙ】

＊第37話＊　ただの幼馴染 ページ20

（人２）の隣にいる女の子。


見たことある。

あの生々しい記憶。

――（人２）トｷｽシテタ子ダ――


「A…おま…何でここに…！？」


「……何よいちゃ悪いの？後から入って来たくせに」


少し、声が震えてるのが自分でもわかった。

しかも少しくぐもってる。


（人２）が口を開いた。


…でも、私の耳に入ったのは（人２）の声じゃなく

甘ったるい声。

そう、（人２）の隣にいる女の子の。


「ねぇねぇ、（人２）〜。

この子誰？どぅゆぅ関係？？栞奈より大切？？？」


「…っ！！

ﾝなわけねぇよ。ただの幼馴染だ」


あぁ。

分かった。

この『栞奈』とか言う女、（人２）の彼女だ。


そう。

（人２）から見た私なんてただの幼馴染にすぎなくて。

大切な愛しい子は栞奈ちゃんなわけで。

私の告白なんかなかったようだし、

迷惑以外の何でもなかったんだ。


「………っっ！！」


…さっきまで枯れるほど泣いたのに。

…また次々に涙が溢れてくるのは何故だろう？


「A？」


心配そうに（人２）が私の顔を覗き込んできた。


でも、それはある一本の腕によって阻止される。

栞奈ちゃん…？？


「（人２）…やだぁ。栞奈から離れちゃダメ。

その子とはなんの関係もないんでしょ？？なら、ダメ。

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…いつもの、して？」

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