*第36話* バッタリ ページ19
保健室に駆け込んで、ベッドの上に突っ伏した。
案の定先生はいなくて、
安心して思いっきり泣ける。
「……うわぁぁぁぁぁああああぁぁぁぁぁぁ……っ」
自分の声とは思えない程の声量。
自分の声とは思えない程の声色。
言うなんて思わなかった。
言えるなんて思わなかった。
私の気持ち。
アイツへの気持ち。
言えてうれしかった。
告白できてうれしかった。
……でも。
アイツには彼女がいるじゃないか。
アイツには愛すべき人がいるじゃないか。
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「…こんな終わり方…――…辛すぎる…っ!!」
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ふいに口をついて出た言葉。
そんな時、
<ガラッ>
と豪快な音がして保健室のドアが開いた。
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<<<ドクンッ>>>
胸が騒いだ。
やだ。
やだやだ。
なんで?
なんでここにいるの?
あんな事になった後なのに――…
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「…A…っ!?」
「あれぇ…(人2)。この子だぁれ??」
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革ベルト
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mari♪ - 全然つまんなくなんかないですっ!!面白いですよ〜(泣) (2015年7月27日 23時) (レス) id: 41f8ffc63e (このIDを非表示/違反報告)
栗田ユリ(プロフ) - ちょーおもしろいですね♪最高です☆ (2012年6月30日 17時) (レス) id: 888f85d495 (このIDを非表示/違反報告)
ぬら - この話超好き↑低評価まじ氏ね (2012年3月31日 12時) (レス) id: 31f941070e (このIDを非表示/違反報告)
ぬら - この話超好き↑低評価まじ氏ね (2012年3月31日 12時) (レス) id: 31f941070e (このIDを非表示/違反報告)
瑞希 - 萌子さん、私、この作品好きですよーっ 何で低評価の人がいるんでしょーね (2012年3月30日 11時) (レス) id: e604b03aea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:萌子♪ | 作成日時:2012年2月7日 19時