花宮厨な俺＜男主＞ (ページ40)

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もう、やだページ40

ーAー

あの後観たDVDは面白かったのだが、それよりも今の状況が受け入れがたい物で俺は自分の家のリビングの前に立ち尽くしていた・・・

だって、俺が買い物から買って来たら真と黒子がさっき間違えて持って来た俺の成長記録とかいう怪しいものを観てるんだもん

テレビ画面はここからだとあまり見えないのだが、小さい時の自分の声が聞こえて来る

音だけでもかなり恥ずかしいのに観れるわけないじゃん

だからさっきからずっとここに立ち尽くしていたんです

弟よ、なんという物を持っていたんだ

帰って来たら絶対怒ってやる

とにかくこの状況が変わらない物か

黒「あ、終わりましたね」

花「ああそうだな・・・可愛かった」

黒「ですね」

２人の会話を聞き俺は出る事にした

「２人とも勝手になんでそのDVD観てんだ？」

この時俺は珍しく声がいつもより低かった気がする

花「な！なんで・・」

黒「見つかってしまいましたか・・」

真の反応は分かるけどさ、黒子は冷静だな～

「花宮クンと黒子クン？早くそのDVD返して？」

真が俺の言った言葉にビクビクしてDVDは黒子が渡した

「今日１日は俺に喋りかけるなよ。それが無理ならこの家を出て行け！」

っと久しぶり？初めてかもしれないがいつも真が霧崎メンに言ってるように怒鳴る

あ、２人とも涙目になり始めてる

まあ今回ばかりは消してしまいたい記憶だからな～

「えっ、泣くなよ・・」

黒「泣いてません」

嫌、涙目ですよ

花「な、泣いて・・なんかっ・・いないもんっ」

真は涙がもう溢れてるよ

「はぁーー。しかたねぇな」

「んじゃぁさっきの全部忘れろ」

黒「・・・分かりました(絶対忘れません)」

「黒子クン？」

黒「わ、忘れます！」

おー

黒子が焦った

「花宮クンは？」

花「忘れる・・から、その言い方やめろっ」

「ん。ごめん、意地悪しすぎた」

「真＾＾」

よし、DVDは返してもらったし

あとは弟にメールを・・・後でいっか

なんか今は真と黒子が甘えてくるし