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一日目にして中ボス…襲来…!? ページ11

トミオ「クロや…!何処に行っとったんじゃ…!!心配したんだぞ。…そうか…お前さんも一緒か!はは、これなら寂しくないのう…!」
シキミ「そっか!あのにゃんこはおじいさんの…詰めなくて正解やんね!」
トモカ「うん…!良かったよ…!」

その場が一気に和やかな空気に包まれたと誰もが思った。その時、病室の外から奇妙な音が聞こえた。

キィイ……キキィ………

レオン「あん?…妙だな。ここの霊は全部刈り取ったはずだが。」
シキミ「え?ただの車いすを押す音でしょ?」
レオン「バッカ、こんな時間に車いす乗り回す奴いるか?」
トミオ「…奴じゃ。」
トモカ「え?」

どうやら、その幽霊は噂によるとこの病院におじいさんが子どもの頃からいて、過労で死んだ看護師の霊らしい…自分を殺した上司を探していて、目が合った人は手当り次第に襲いかかるとか。

レオン「ほー…面白ぇ。」

そう言ってレオンくんは1人病室から出ると、遠くに立っている幽霊に対して

レオン「おい!そんなとこうろついてる暇あったら俺と遊ばねぇ?ほら来いよ、相手してやるぜ?」

いやいや…相手舐めきってません!?そして向こうにいたはずの看護師が一瞬で目の前に現れ…!?

看護師「ぁタしハ今イソがしぃノ。…邪魔スルなぁあァァァアア明ああァアアあ!!!!」

襲いかかってきた!?ちょ、こっちに来たんですけど、飛び火ー!二次災害ー!!
幽霊は髪を振り乱し、重たい車いすを振り回して襲いかかってくる。二人は器用に避けているけど私は怖くて、見ているだけで精一杯。二人が足を狙って攻撃を仕掛けるも、見事に幽霊もかわし、何かを叫びながら叩きつけ攻撃を繰り返す。

シキミ「おねーちゃん!うちらがそっちに引きつけるから足首を!!」
トモカ「え…でも…!」
レオン「良いから早く!!」

二人は素早く回り込み、ヘタって立てなくなっている私の元に誘導する。

看護師「ガァ亞ア!!負ザけルナ!コき使伊やガっテ!」
シキミ「おねーちゃんッ!!早く!!」
トモカ「うわああこないでぇえ!!」

スパッ…

トモカ「…はぁ…あれ…?」
看護師「ウグゥウウ…」
レオン「お前さん、目ガッツリ閉じてたのにクリーンヒットなんて…大したもんだねぇ。」

彼の片手にはまるで魚を持つようにさっきの看護師さんが…

シキミ「とりあえず…一件落着やね!」
トミオ「た…たまげた…」
レオン「さて、全員連れて帰るぞー。」

こうして、カオスな初日が幕を閉じたのでした。

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設定タグ:オリジナル , 妖怪 , 死神   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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リリス(プロフ) - ルゼラさん» 別にえぇでー (2018年3月3日 11時) (レス) id: 784ce9f04f (このIDを非表示/違反報告)
ルゼラ(プロフ) - …といっても、ネーミングが若干それっぽいだけで性質は結構違うけどね。紛らわしいことしてごめんなさい… (2018年3月3日 3時) (レス) id: 037a52dd6b (このIDを非表示/違反報告)
リリス(プロフ) - やっほ、勘だが私達が登場しとらんか? (2018年3月3日 1時) (レス) id: 784ce9f04f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルゼラ | 作成日時:2018年1月14日 20時

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