死神の赤子

名推理(だと思われる) ページ4

「えっ、と…さっきの子だよね？
どうしたの？」


取り敢えず声をかけられちゃったら返すしかないんで振り返りコナンを見る
うわぁ、これが中身高校生とか信じたくない。先輩だとか思いたくない


「えっとね、お姉さんって社長さんと知り合い…だよね？」

「社長…？」

「うん、ここの水族館の社長の仙道優一さん！」

「んー…ごめんだけど、知らないかなぁ…」


知らないとは言ったが多分、死んでたあの人だろうというのは予想はつく。
コナンに知らない事を答えたら、例のアレが出てきた


「あれれぇ〜、おかしいぞ〜？
ボクけーさつの叔父さんから聞いたけど、お姉さんって社長さんに呼ばれてたんだよね？」

此奴の猫被りは文字にしたら余計可笑しいと思う。是非文字にしてくれ
でも待ってくれ、私も可笑しいと思うんだ。アイアムコウコウセー！

「えっと…呼ばれたって、私が？それに、警察…って？」

「…社長の仙道優一さん、誰かに殺されたんだよ」


ですよね、知ってました。
嗚呼、これは私が容疑者として疑われてますね、素直に今私記憶喪失っぽくて何も思い出せないんです！っていいだせたらいいなァ！！！！


「殺されたって…なんで君がそんな事知ってるの？それに、私そんな偉い人と知り合いになった覚えも無いし…」


何より、何故ここにいるのか覚えも無いし
そんな感じで話してると、コナンに唐突に言われた


「うん、知ってるよ」


知ってんかい！！！
思わず口から出しかけた言葉を押さえ込みつつ、コナンの言葉の矛盾にすぐ気付いた

「だってお姉さんが仙道さんを殺す理由がわからないし、警察のお兄さんに見せてもらった監視カメラも可笑しい所だらけだったもん！」

「監視カメラって……」

「まず、お姉さんが応接室に入った時の映像だけ無かった事。
それに応接室って事は、

なにか重要な話じゃ無い限りは初対面の人やお客様を入れるって事だし、応接室で殺すより重要な話があるって言って社長の悲鳴が聞こえない様に奥の部屋に誘い込んだりするかなぁって！」


此奴なんで蘭ちゃんにバレてないの？
そんな思い半分、何やら私の身の潔白を明かしてくれるコナンの推理に耳を傾ける

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