死神の赤子

歩く死神(本音) ページ3

そう、皆さんお気付きだろうか
あの名探偵コナンのコナンだぞ、歩くショタもとい歩く死神なんだぞ
彼奴が出歩くだけで人が一人死ぬんだぞ？？


「(今すぐ此処から出ないと、やべェ！！)」


正直コナンはにわか過ぎてよくわかっていないんだが、取り敢えず某機動戦士の有名キャラが二人やって来てる事は知っている

そして何となく、というか偏見に近いが水族館や遊園地、映画館とかが舞台となると劇場版な気がしてならない。
=死人はさっきの人だけとは限らないという事だ、これは私死んだ(確信)


「(やべぇよ、これコナンに私が犯人(仮称)です！ってバレたら確実に殺傷能力のあるサッカーボール投げられるよ…)」


そんな事を考えながら適当に歩いて逃げ回っていると、いつのまにか深海魚コーナーに来ていた様だ。深海魚は好きです

取り敢えずと、深海魚コーナー近くに置かれていた椅子に座り込む。
なんだかドッと疲れが溢れ出てる様な感覚だ


「……疲れた、」

不意にそう口から零れた
深海魚コーナーの絶妙な暗さが落ち着く。それにしても、なんで私はコナンの世界にトリップしてしまったのだろうか

というかそもそも、起きてすぐ殺人現場にいるって事が可笑しいと思います…


そんなこんな、ぼーっと椅子に座り込んで多分10分以上は経過したと思う。

そろそろ動こう、と思い至り席から立ち上がった


「ねぇ！」


瞬間でした、とても逃げ出したいです。

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