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少しずつ進む ページ24

途中、恐らく赤井秀一としてやって来るだろう沖矢さんが帰って行った。
それに対し不自然に思ってるだろう灰原の目線は気にしない。気にしたら質問の嵐だ


「で、肝心の彼女は?」

「取り敢えずは人通りの多い場所で隠れてもらってるけど…」

「組織の人間が普通に表を歩いてるとすると…そろそろ迎えに行った方がいいんじゃないかしら」


そういう灰原の言葉に頷き横目に見える彼奴らと蘭の方を見てから、
気付かれぬ様に部屋から出て近くにあった非常階段からAさんのいる場所に近い場所へ向かった


「あれ、可笑しいな…」

「彼女は?」

「此処に居てもらってたんだけど…居な、い?」


まさか、と最悪の事態が頭の隅に過ぎった
もし本当にそうなのであれば、Aさんは既に人気のない…スタッフ専用通路あたりで射殺されてるだろう

俺と灰原は同じ様に冷や汗を流して水族館内を走り回った
すると案外すぐにスタッフ専用通路を見つけた


「いくか…」

「気を付けなさいよ」

「オメェもな」


二人で警備員の人の目を掻い潜り通路に入れば、通路は相変わらず薄暗い
そんなすぐそばに、赤く点滅する爆弾があった


「ッ!…これね、さっき言ってた爆弾は」

「嗚呼…って、灰原?」


灰原が急に爆弾へ近寄り覗き込んだ
恐らくどんな種類の爆弾なのかを見るつもりなのだろう。俺も一緒になって駆け寄り覗き込む


「…遠隔か!」

「そのようね。でも…ちょっと可笑しいわ
普通遠隔なら、この構造だとややこしくて作るのにも時間がかかる…

それにここの線の配色も少し可笑しい
とすると…恐らく、」

「…誰かが普通の爆弾を、作り変えた?」

「としか思えないわ」


何故だ?何故普通の爆弾を遠隔に作り変える必要があった?
組織なら作り変えずとも、そのまま別の遠隔を用意してそれを設置すれば早い話

何故わざわざ手間をかけてまで、遠隔に作り変える必要があったのだろうか


「……まさか、」

ふと、また新たな仮説が浮かび上がった
しかしこれだと、あの人が犯人だと肯定した上での仮説となる


「Aさんが、この遠隔爆弾を設置した?」
_____________

映画、純黒の悪夢を見てきました
僕の心は青と赤と白です、美人ががが

足を踏み入れてく→←きっとそれは信頼



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抑圧死亡者S(プロフ) - 天駆ける星の道導さん» むふふ、彼女の正体が段々明らかになっていきますよ。悪夢はあの、戦闘シーンはガンダムとドラゴンボールに見えました(切実) (2016年6月20日 20時) (レス) id: 79605e426e (このIDを非表示/違反報告)
天駆ける星の道導(プロフ) - 更新楽しみにしてました彼女の正体がとても気になります僕もナイトメアみましたよ!もうやばすぎて五回もみちゃいました・・汗) (2016年6月20日 19時) (レス) id: e599834b8c (このIDを非表示/違反報告)
抑圧死亡者S(プロフ) - 高羽涙さん» 映画見てきたんで頑張ります…! (2016年6月19日 22時) (レス) id: 79605e426e (このIDを非表示/違反報告)
高羽涙(プロフ) - さいっこうです!頑張ってください!! (2016年6月19日 21時) (レス) id: 2e3e35766e (このIDを非表示/違反報告)
抑圧死亡者S(プロフ) - 天駆ける星の道導さん» 有難う御座います!通知の多さに圧倒されながらも頑張って書き込んでおりますので今しばらくお待ちを…( *` ∀´) (2016年5月24日 15時) (レス) id: 79605e426e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:抑圧 | 作成日時:2016年5月21日 13時

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