死神の赤子

銃口の怒り ページ14

何が起きたのか、わかんなかった
憶測ではあるけど、多分真後ろで閃光弾を投げられて、それを爆弾と勘違いして避けようとしてコナンが私の手を引いて



くれたと思ったんだが、いつの間にか閃光弾が投げられた方向に手を引かれて気付けば銃口を喉元に突きつけられて馬乗りされてます

わぁ！やばいよ！殺されちゃう！！


「…なんで、アンタが」


そんな事呑気に考えてたら肩を掴む力が強くなった、やばいぞ、真面目に抜け出す方法考えないと死ぬ(確信)

「なんで、なんでアンタが此処に居る！！」

「っ、…」

喉元に突きつけられた銃口がより強く押し付けられる。なんで殺さんし、余計怖いからやめてくれださい


「僕はアンタに警告もしたし、万が一の為に扉に細工もした

何故アンタが此処にいる、何故アカシアを殺した！！」


ほわっつ？なんかだいぶヤバそうな単語がいくつか聞こえたがそれ以上に待ってくれ
まさか、


「…アムロ？」

「ッ、！？」


アッこれやべぇ図星だ
なんで聞いちゃったんだろうしかも某機動戦士の名前の方だしってかアムロと安室って同じだよね、うわあヤバイぞぉ


え？お前そんな焦ってないだろって？
かなり焦ってますよ、ええ。


「ッAさん！！！」


そんな聞き覚えのある大声と共になんか右隣の方からサッカーボールがやってきてまsちょっと待てどうしろと言うんだ工藤パイセン

そう思って凄い勢いで迫ってくるサッカーボールを眺めてたら安室さん(確信)が勢いよく退いてくれました、やったね！
その隙に立ち上がってコナンの方に逃げておきます。


「逃げるよ！」

「おうとも」


生ぬるい返事をしたらコナンに「お前実はそんな命の危機感じてねぇだろ」って顔されました、いえいえそんな事ありませんわよ


「ッ待ちやがれ！！」


安室さん、貴方もなんか口調崩れてますわよ。え、私？いつもの事です
コナンと並んで走って逃げても、なんか後ろから走って追ってくるばかりで一向に撃ってくる気配がない。

拳銃(仮称)はただのハッタリなのだろうか？




「アンタは許さないぞ、エゴイスト！！」

その安室さんの一言を最後に、安室さんは追ってこなくなった。

預言者は私→←だいぶ冷静

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す