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第八噺:居合抜きお料理 ページ10




見たこともない厨で、私はまつ殿と料理をしていた


どうやら昼餉時……だったらしく、丁度いいので手伝ってくれ、とのことで、私は今まつ殿と並んで料理をしている


慶次殿と幸村殿と佐助殿の監修の元。


私はすらり、と剣を抜く。


「じゃ、じゃあ……行くよ!」


『きませい』


慶次殿の期待に応えるため、私は居合抜きで投げられた野菜を斬る。


いちょう切りとかいうやつにしてくれとのお達し故、その通りに刃を通す


皿に盛られた少し不格好な大根に拍手が起こる


「見事!!御(おん)、見事にござるっ!!」


「っわー……本当にゲームのキャラなんだね……信じらんない。速すぎて手が動いてないように見えたし……」


「すっげー!すっげーよAさんっ!」


「まつめも感動いたしました!!」


『そ、そんなに褒めないで頂きたく……照れて、しまいます……』


頬に集まる熱を手で抑えながら、


こんな事で褒められることに同様と照れ臭さがある


しかしお行儀が悪いので、今度は普通に作り始める


まつ殿の腕はやはり未来のまつ殿も美事で


私などやることもなかったが、斬るのが得意ということで、私は基本材料を斬っていた


「ふぃー、帰ったぜ。」


「今日の昼食は何ぞ。」


「おっ!お帰り元親!元就!」


『なんと……瀬戸内もおられるか……』


「あ?っておい!?指!!指切ってる!」


私は元親殿と元就殿……にそっくりな別人に驚き、


勢いよく指を切ってしまった。


腹を切られた痛みに比べればやはり大したことはないが


素早く蛇口?というものを捻り、水を出す


400年後の未来のなんと便利なことか……


「……見ぬ顔だな。新入りか」


「って、え!?け、慶次!この嬢ちゃん……!」


「そうそうっ!!【戦国BASARA】の苗字Aさん!!」


「は!?」


『本日より厄介になります。苗字Aと申します。何分400年時を越えた故……至らぬ所もありますが、よろしくお願い致します。』

「へ?あ、や、こちらこそ……?」


「……また、面妖よな。」


どうやらお2人はげぇむとやらの私を知っているらしい


幸村殿と佐助殿よりさくさくと話が進んでいく


「お帰りになったらまず手洗いウガイにございますれば!!さぁお早く!昼食に致しますよ部屋にいる皆様も呼んできてくださいまし!」


「お、おう」


「……」


……ふむ。どうやらまだいるらしい。



こっからどんどん芋づる式に出てきます

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@無 - どうか更新を...........................() (2019年1月7日 21時) (レス) id: 9d95717760 (このIDを非表示/違反報告)
musiclove9213(プロフ) - 続き楽しみにしてます! 頑張ってください♪ (2018年6月22日 13時) (レス) id: f2e3fea196 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柚鹿@死神ちゃん★ | 作成日時:2017年7月23日 21時

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