検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:8,696 hit

episode5 ページ7

「〜〜〜〜〜っ」

リアンは途端に恥ずかしくなり顔を伏せる。
その耳は赤かった。
アルはそんなリアンを見て、キャンバスを置いた。

「リアンさん、こっち見てください」

「む、むり…」

リアンはふるふると首を振った。
だがアルはリアンに手を伸ばし、その顎を掴み無理やり上を向かせた。

頬を赤らめているリアンを見下ろし、そしてゆるりと口角を上げる。


「真っ赤」

「うるさいっ…んっ」


アルはリアンの唇を食むように塞いだ。
角度を変え、息をつく暇も与えず、キスの雨を降らす。


「んっ、ふぅ、んんっ」

悪戯に舌先でつつくとリアンの口が微かに開く。そこに舌をねじ込んだ。

美術室に響く生々しい水音。

聴覚に与えられる刺激にリアンは体の一点に熱が集中していくのを感じた。

永遠に続くかと思われたが、やがて銀の糸を引きながら唇が離れる。

リアンは身体と心が切なくなるのを感じた。

きっととても物欲しそうな顔をしている。そんな身体にしたのは、目の前ですました顔をしているこの男だ。


「辛そうですね、ここ」

「ひ、あ…んなとこっ、さわんなっ…!」

「辛いでしょう? 俺なら楽にしてあげられますよ」

「耳元で囁くなっ!」

「どうします?」


金の瞳がリアンを捕らえて離さない。
身体の奥がきゅんっと疼く。


「…分かってる、くせに」


リアンは、猫が甘えるようにアルに擦り寄った。

*****
現パロのすみすくんは笑います♡←

獣人パロです( ˇωˇ )→←episode4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
14人がお気に入り
設定タグ:BL , 激甘 , うちよそ , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あかり | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年7月4日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。