進撃８ ページ10
グリ「そうだったのか…。すまないね、つらいことを思い出させてしまって…」
こっちこそ嘘ついてごめんなさい、といいそうになる口を押さえる
貴「いえ、大丈夫です。だから、その…家がなくて、外で寝ていたんです」
エレン「じゃあAはずっと外で暮らしてきてたのか！？」
貴「うん、そうなの。こんな小さな私を雇ってくれる人なんていなかったから…」
まぁ、ホームレスって感じだよね
９歳でホームレスってすごいな
ミカサ「A、寒くない？」
寒い…というのは季節的にだろうか…
それとも、両親を殺されてどこにも行くところがなくなった時の孤独感を聞いているのか…
ミカサはその寒さを体験してるんだよね
貴「少し、寒いよ…」
事実、この世界に突然やってきた私には両親もいないし家もない
ここでこう言わないと、本当に野宿生活になるだろう
それにこの世界に来たという実感が湧いてくればくるほど多少の孤独感と不安がせまってきた
ミカサ「これ…」
ミカサがエレンにもらったマフラーを私にかけてくれた
このマフラー、ミカサの宝物なのに…私にかけていいのかな
でも…すっごくあったかい…
貴「…あったかい…」
私はそのマフラーに顔をうずめた
エレン「…なぁ、父さん！Aも一緒に暮らせないのか？」
突然、提案をするエレン
いやいや、ミカサはグリシャさんと両親が仲良かったからまだしも…
私は、なんの関係もないただの子供だよ？
そこまでしてもらうわけには…
グリ「そうだな…。エレン、ミカサ。二人はAちゃんを守ってあげられる自信があるかい？守ってあげられなくても、友達として仲良くできるかい？」
エレン「俺にはある！」
ミカサ「私も…」
二人とも…なんて優しい子達なんだ…
イェーガ―家族の優しさに感動して涙が出てきた
いきなり泣き出した私にびっくりしたのか、エレンとミカサは私に駆け寄ってきた
エレン「お、おい！どうしたんだよ、どっか痛いのか！？」
ミカサ「まだ寒い…？」
貴「ち、違う…二人がうんって言ってくれて嬉しくなったから…」
私は泣きながら言葉をつなげる
こんなに泣くことはないんだけど…９歳になったからだろうか
涙腺もゆるんでいるみたい
グリ「Aちゃん、あとは君の決断だけだよ。ここに住むか、住まないか。私達は大歓迎だ」
私は……
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 295人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「進撃の巨人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
bianca(プロフ) - ベルトルトの名前がベルトルになってます (2014年11月19日 23時) (
レス) id: 59896345eb (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - キーワードにも載ってるからエレンが良いです。 (2014年4月29日 20時) (レス) id: 8e03663f21 (このIDを非表示/違反報告)
メア - エレンがいいです。エレンきゅんhshs≧ω≦ (2013年12月30日 17時) (レス) id: d59d7f0e03 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 私はアルミン落ちがいいです☆ (2013年11月26日 21時) (レス) id: c66b8f9978 (このIDを非表示/違反報告)
ラビたる(プロフ) - 兵長を推薦します！ これからも頑張ってください(*＾ω＾*)ﾉ (2013年10月14日 1時) (レス) id: 571855a814 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アストル
| 作成日時：2013年9月28日 20時
