52話 バレンタイン編2 ページ3
side実弥
「実弥先生ー!」
「さねみん!」
「あ!さねみん!居たー!」
実弥「チョコなら要らねェぞ。」
「そんな事言っていいの?さねみん後悔しちゃうよ?」
?
餡子の匂い…
実弥「…ありがとな。」
「「きゃー!!」」
俺なんかよりも他に渡す奴居るだろうが……
開けたら見事に9割おはぎ。
そして少数派は他の和菓子。
天元「お前のバレンタイン、地味だな。」
実弥「ほーでもねーわ。」
美味い。
宇髄の机にも溢れんばかりの菓子。
女子が選びそうなピンクのラッピングが多数。
A『失礼します、不死川先生はいらっしゃいますか?』
天元「嫁〜♡」
は!?!?
実弥「誰が誰の嫁だァ。」
天元「そんな怒るなよ。義兄さん。」
実弥「俺の弟は玄弥に就弥、こと、弘しか居ねェ!」
天元「結構居んな。あと弟の下にも弟居んのかよ。」
A『喧嘩はお良しなさい。』
うるせェ。
A『クラスの数学のノートをまとめて来ました。』
急に生徒と教師の距離に戻しやがった。
A『?』
昼まで長ェ…
A『では、失礼します。』
玄弥「失礼しまーす。胡蝶先生に用があって来ましたー。」
カナエ「あらあら、どうしたの?」
天元「俺の嫁〜…」
引っ張って膝に座らせる。
A『わわわ…!』
実弥「宇髄!テメェ…!」
天元「嫁〜、本命チョコは?」
A『さ、先程お渡ししましたけど!?』
は?
本命…だと?
しかも、もう渡しただと?
実弥「Aどういう事だァ。兄ちゃんに分かりやすく教えろやァ。」
A『え、あ、あの…』
カナエ「あらあら、どうしたの…そんなに泣いて」
チラッと横を見ると玄弥がこっち見て号泣してる…
玄弥「姉ちゃんに本命なんて居ないでしょ!」
A『え、あの…なんで泣いて』
玄弥がこっち来た。
玄弥「姉ちゃん!」
A『なぁに?』
自分のハンカチを出して弟の涙を拭く。
玄弥「姉ちゃん!」
A『はぁい。』
拭いてる最中にピタッと動きが止まる。
玄弥「…?ね、姉ちゃん…?」
また目に涙を溜め始める。
A『宇髄先生…なんですか?』
天元「んー?未来の旦那様そっちのけで弟ばっかり構うなんざ、嫉妬するだろ?」
ピキピキ
カナエ(あらぁ…不死川くんったらこめかみの血管浮き立たせて…)
実弥「認めねェよ。」
Aの裾を握る玄弥。
玄弥「俺も認めないから。」
天元(どシスコン兄弟め。)
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小夜子@元ペテン師(プロフ) - かりんさん» ただいまリクエストの内容を考えながらリアル(現実)が少々忙しかったので……そのようなコメントを残して下さりありがとうございます。落ち着きましたら再開致します。 (2020年7月29日 12時) (レス) id: 548ac281c0 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - 更新停止...また更新してくれますか??というかして欲しいです! (2020年7月27日 16時) (レス) id: c30d21e2cb (このIDを非表示/違反報告)
小夜子@元ペテン師(プロフ) - らかさん» 了解です…! (2020年5月27日 21時) (レス) id: 548ac281c0 (このIDを非表示/違反報告)
らか - ペテン師さんの好きにしていいですよ (2020年5月18日 8時) (レス) id: 0bcd5ff2c1 (このIDを非表示/違反報告)
小夜子@元ペテン師(プロフ) - らかさん» リクエストありがとうございます!記憶ありですかなしですか? (2020年5月8日 23時) (レス) id: 548ac281c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ペテン師 | 作成日時:2020年2月12日 19時