【鬼滅の刃】不死川家の長女です。【キメツ学園】Part2

50話 ページ1

sideA

弟妹に挟まれました。

A『なんですか？』

貞子｢遊んで！｣

寿美｢お姉ちゃん抱っこ！｣

弘｢姉ちゃん、ゲームは！？｣

あらあら…

A『玄弥はダメですよぉ…病み上がりさんは大人しく寝てなさい。』

玄弥｢…ヤダ…｣

母｢あら、もうこんな時間…そろそろ帰らなきゃ。｣

そうですよね。

寿美｢ヤダー!!まだお姉ちゃんと遊べてない！｣

貞子｢お姉ちゃんと遊ぶの！｣

あらら……

A『またの機会にしてください…』

寿美｢ヤダ！｣

お見舞いと言うより遊びメインですか？

弘｢姉ちゃん、一緒に帰ろ。｣

寿美｢あ、それだったら良いかも。｣

良いかも！？

貞子｢お姉ちゃん帰ろー。｣

えぇ！？

こと｢姉ちゃん、困ってるだろ。｣

貞子｢だって…｣

こと(三男坊)だけはマトモでした。

A『あ、あの……』

玄弥｢…ダメ。姉ちゃん、俺を看病してぇ…｣

します。それはします。

A『玄弥、カーディガン着なさい。』

玄弥｢姉ちゃん温かい。｣

このカーディガンもボロボロですね…

A『捨てなさい。こんなカーディガン。』

玄弥｢なんでそんな事言うの！｣

ボロボロですもん。

兄さんのお下がりを大切にするのは悪い事ではないですが…

A『普通はお下がりなんてって嫌うのでは？』

母｢うちには当てはまらないわよね。｣

？

寿美｢これ、お姉ちゃんのお下がりー！｣

貞子｢お姉ちゃんのお下がりー！｣

嬉々として自慢する妹達。

A『買ってもらいなさい、新しい服を。』

寿美｢ヤダ！｣

どうして。

玄弥(良いなぁ…姉ちゃんのお下がり…)

母(羨ましいって顔してる…)

変な家族ですよね。

A『と、とりあえず、帰り支度しなさい。』

玄弥｢姉ちゃんはダメ！｣

わかりました。というか学校あるのに帰りません。

♪〜♪

A『ん？』

電話。

A『あら、どうなさいました？』

母｢彼氏？｣

実弥｢！！？｣

玄弥｢そ、そんなはずは…｣

違いますから。

A『宇髄先生ですよ。兄さんのケータイに繋がらないから私にかけて来たそうです。』

実弥｢ああ"？｣

輩？

A『また今度ね。』

寿美｢むぅ…｣

拗ねないで下さい。


帰りました。

A『さてと、私達も夕ご飯にしましょうか。』

玄弥｢うん。お腹空いた！｣

A『今作りますからね。』

実弥｢先に食ってろ。｣

A『お出かけですか？』

実弥｢悪ガキをとっ捕まえて来る。｣

わを。

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