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飲み会も大分熱が入り、皆お酒に呑まれ始めている。虚ろな目でゆらゆらとしている人が多い。私は下戸で、そもそもがあまり飲めやしないタイプだから最初の1杯レモンサワーを頼んだきり、あとはウーロン茶等で済ませている。
蜜璃はあまり変わらないものの、しのぶは顔も赤くなって楽しくなってしまっているのか、隣の義勇に突いたりとうざ絡み状態。更にその義勇はいつもの二倍ぐらいは饒舌に。
なぜ、お酒が入るとこうにも不思議な光景が広がってしまうのか。
ははは、と苦笑い。
「そろそろお開きすっかぁ〜〜？」
「わはは！飲み足りないぞ！わっしょい！わっしょい！」
「だよなあ！もっと派手に飲み明かそうぜ！わっしょい！」
「「わーっしょい！わーっしょい！」」
明らかに出来上がった宇髄と煉獄は赤くなった顔で仲良く肩を組みわっしょいわっしょいと騒ぐ始末。二人の所にはありえんほどのジョッキの数。
なんだか頭痛がした。
「俺は明日も1限から講義だ…そろそろ失礼するぞ」
と荷物を纏め始めた伊黒。ナイス伊黒っ。
「そうねぇ私も課題残ってるしお腹いっぱい食べたから帰ろうかしら〜」
「ふむ！それじゃあ仕方ない！お開きにしようではないか！」
「煉獄は俺と二軒目いこーぜー」
「そうだな！！わはは！楽しいな！！」
蜜璃は伊黒とお金を置いて「おやすみなさい〜」と先に帰っていった。わっしょい組はフラフラと覚束ない足で次の店へと飲み直しに行った。
しのぶと義勇は完全に酔いつぶれて机にぐでっと突っ伏している。
「こりゃ駄目だ……」
仕方ない取り敢えず、お会計済ませなきゃな。
お酒入るとみんなこの調子なんだから、もう。
お勘定を持って立ち上がると、蜜璃と伊黒が置いてったお金を集め、宇髄は仕方ない大学で徴収するとして、煉獄、義勇、しのぶの分は私が出すか…。
お勘定にかかれた金額を見て私の財布から諭吉がヒラヒラと飛んでいくのにがっくり項垂れた。
「おい」
「…………！っ、」
「金。俺も払うわァ、高えだろ」
後ろからにゅっと手が伸びてきてズザっと後ずさってしまった。し、不死川……。油断していた、ここにきて最大のピンチ。
ぎゅ、と身体に力が入り身構えてしまう。
「胡蝶も冨岡も俺の車で乗せてくわァ、俺飲んでねえし。Aどうする、」
「ど、どうするって……」
じ、と黒いまなこが私を捕らえる。
「外暗くて危ねえだろ、乗ってけよォ」
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ふぐひらめ - はぁああぁ……最高……(溢れ出る幸せ) (2021年12月5日 22時) (
レス) @page21 id: f76242864c (このIDを非表示/違反報告)
星空 - 続きが気になる！更新頑張って下さい！ (2021年3月5日 8時) (レス) id: 8e029f144e (このIDを非表示/違反報告)
あゆゆ - ぎゃぁぁぁぁっっ!!え、死ぬんだけど笑笑実弥が一番好きなのでもう心臓もげそう笑続きめちゃ気になるー!!更新頑張って下さい! (2020年11月28日 1時) (レス) id: b8364d44bb (このIDを非表示/違反報告)
氷雨(プロフ) - 花さん» 小鳥ちゃんの愛称で呼んで頂けて嬉しいです…！ツンデレ小動物小鳥ちゃんこれからも宜しくお願いします！ (2020年11月20日 22時) (レス) id: d7b92a39ba (このIDを非表示/違反報告)
氷雨(プロフ) - おはぎとだんごさん» 嬉しいです…（号泣） (2020年11月20日 22時) (レス) id: d7b92a39ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷雨 | 作成日時：2020年11月10日 13時
