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102話 すんごいお待たせしました(リクエスト編2) ページ3

side実弥

テレビの中に居るのは


チビ玄弥「あーあ」

チビA『にーちゃ!げんや しゃべった!』


昔の時間。


俺が1度壊した関係。


【A『……兄さん。』】


そう呼ばせてしまう前の、

まだ何を知らない。

まだ傷のない。


実弥「……」


A(そんな血眼になって見なくても…)


実弥「A」

A『なんですか?』

実弥「玄弥が寝やがった。なんか持ってこい。」

A『あらあら…』

パタパタと2階に上がる妹。


【チビA『にーちゃ!Aもだっこ!』】

【実弥「あ?我慢しろ。」】

【チビA『やぁぁぁ!』】

よく駄々こねた。

今じゃ、自分を出さない。

弟が優先で、我慢させ過ぎた。

A『あ、お夕飯作らないと…』

薄めの毛布を持ってきた。

A『クッション…クッション…』

時間は戻らねェ…

実弥「A。」

A『なんですか?』

弟の頭を慎重にクッションに移動させてる。

実弥「ん。」

両手を広げる。

A『私もうそんな歳では…』

実弥「来い。」

A『どうしたんですか…』

渋々来た。

実弥「…たまには兄ちゃんに甘えても良いんだぞォ?」

A『存分に御恩を頂いてますが?』

……

実弥「…甘えろ。」

A『変な兄さん。』

首に両腕を回してきた。

A『うりゃ!』

体重かけてきた…

2人で倒れる。

A『へへん!』

ドヤり顔も可愛いな、クソ…

A『兄さん好きです。』

妹を両腕と両足で動きを固める。

実弥「絶対に嫁に出さねェからな。」

A『…何事。』

宇髄の義兄になるもんか。


A『あ、宇髄先生。』

あ"ん?

天元「よ。」

実弥「不法侵入じゃねェか。」

A『兄さん、離してください…』

離してやるもんか。

天元「弟も厄介だけど、兄貴もこんなんだと大変だな。」

A『そんな事ないですけど…ちょっと苦しいですけど……』

天元「俺の嫁、返せよ。」

実弥「誰がテメェの嫁だ。俺の妹は嫁がせねェぞ。」

A『それだと寿美も貞子も嫁がせない事になりますけど…』

実弥「行かせるか。」

天元「シスコンが過ぎる。」


宇髄が帰ってった。

A『兄さん…少しは離れてください…』

たまには玄弥のポジション奪わせろ。

103話→←101話 すんごいお待たせしました(リクエスト編)



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作者名:ペテン師 | 作成日時:2020年11月11日 21時

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