お金が14枚 ページ14
「何、お前。」
あ、やばい今の俺の声絶対低くなった。怖がられたくないから、瑞の前ではこんな声出したくないのに。
しまったと思って、少しの間放心していると奴が言葉を発した。
「...瑞さん。あの、ちょっと話があるんですけど！」
待て、待て待て。
俺の言葉をアッサリと無視しやがった。
な ん だ コ イ ツ 。
俺の瑞だし。お前なんかと会話させねーよ。
「え、それって...？」
「瑞、こんな奴の話なんか聞かなくていいから。早くご飯食べて屋上いこう。」
瑞に喋らせる間を与えずに俺が言った。そしてそう言った後、目の前の此奴を睨んで威嚇する。
すると向こうも俺を少し睨んできた。
くっそ、負けねぇ。
そう思って、目を逸らさずに相手を睨みつけていると、瑞が俺の顔を両手で挟んで自分の方へと向けた。
突然の事で俺は驚いて目を見開いた。
「なんでそんなにこの子の事を睨むの？俺は京介が笑っている方が好きなんだけどな。」
「え、えっ...。」
この距離間はダメだ。もう顔と顔の間に10センチも無い。俺が少し動いたらもう鼻が当たる。
たぶんそのせいで俺の顔は真っ赤だ。顔周りが熱いし絶対そう。あーもう、今すぐ顔を隠したい。
「君もごめんね。話を聞くよ。向こうでいい？」
「はい。」
「じゃあ京介、5分くらいで帰ってくるから待ってて。」
「え、ちょっ..!」
瑞によって俺の頭が思考停止している間に、瑞は話を進めていた。そして俺が止める間も無く席を立ち、2人で食堂の外へと行ってしまった。
瑞は女子からの告白は何度もあったと思うが、男子からは俺の警告の所為で耐性がない。だから、告白されたらどんな返事を返すか分からない。
勢いに押されてOKの返事を出したらどうしよう。
瑞を待つこの時間、永遠に感じる。
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shinata(プロフ) - しろくまイルカさん» そんな事があるとは。凄く嬉しいです！お褒めの言をありがとうございます！ (2018年4月14日 19時) (
レス) id: a03130cb88 (このIDを非表示/違反報告)
しろくまイルカ - 右の星を押す→既に投票済みでした。この作品で前にもこんな事が… (2018年4月14日 14時) (レス) id: c6819d9008 (このIDを非表示/違反報告)
shinata(プロフ) - 椎名さん» すみません！ありがとうございます。すぐに訂正させていただきました！ (2018年3月16日 0時) (レス) id: a03130cb88 (このIDを非表示/違反報告)
椎名(プロフ) - あの、多分ですが、瑞くんが京介くんを起こしてるシーンで今日って記載されていたのでもしかしたら間違えたのかな？と思ってコメントしました。お話面白いです！頑張ってください (2018年3月15日 23時) (レス) id: e8fd36654c (このIDを非表示/違反報告)
shinata(プロフ) - ルーさんさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2018年3月14日 1時) (レス) id: a03130cb88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shinata | 作成日時：2018年3月5日 16時
