孤児の俺と金持ちの彼奴。【BL】

お金が2枚 ページ2

それから、やっぱり先生に怒られた。



学校の先生はわ廊下を走るからそう言う事になる。と当たり前のことを言われた。

孤児院の院長先生からも同様のことを言われうんざりした。そして、追加でお金のことにならなくて良かったとボソリと呟いていた。

俺が住んでいるのは孤児院だから、お金問題になったら何もできないから。



俺はまだ小3だけど、知ってる。隠そうとしているが大人は隠すのが下手で分かりやすい。

他の子はわからないと言っていたが、それは嘘だ。だって表情とか仕草とか分かりやすいのに、分からないなんてあり得ない。





そしてぶつかった相手はどうなったかと言うと、ぶつかったその日は会話も何も無かった。なのに、次の日からは喋りかけてくるようになった。


何故だかわからない。



相手はどうかしてしまったのだろうか？


また、俺の事を瑞(みずき)、瑞と名前呼びするから俺も彼奴のこと名前呼びになってしまったし。

いつのまにかどんどん仲良くなっていく。









あれ、待てよ。



俺って本当に今、小学3年生だっけ？

お金が3枚→←お金が1枚

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す