第9話…ストーカー少女 ページ12
この頃何もかもうまくいかなくてイライラしていた…
鬱陶しいストーカーもいるし…
ついてない…
普段授業をサボらないんだけど最近授業をサボることが増えた…
もう色々なんなのかわからなくなってきてもやもやしている。
元々根暗な俺はそんな感じで人が怖いという理由をつけ体育の授業をサボることにした。
そして体育の授業が最後なので寮に帰ろうとした時、やつが出た。
「隠れてるのわかるんだけど？出てこい」
俺が下駄箱の後ろに隠れている人物に声をかけると嬉しそうにやつはでてきた…
毎回のように付きまとって来る俺の1年の後輩でありストーカーだ。
「先輩！！一緒に帰りましょう！！もしくはお付き合いを！！」
「犬か、だが断る帰ってどうぞ」
「先輩！！事務所行きたいです！！」
「無理帰れ…」
こいつは俺がアイドルって言うのを知ってから付きまとうようになった。
何故毎回付きまとってくるのか不思議でならないがもう呆れて半分諦めている。
そんなこんなで俺は彼女にずっと感じていた疑問をなげかけた。
「ねぇ、聞いていい？」
「なんですか！！スリーサイズは(むぐっ」
「言わんでいい！！てかそうじゃねーよ」
「違うんですか？ じゃあなんでしょう？」
「なんでお前、俺に付きまとうようになった？」
「それは、先輩に抱かれる夢を見たからです！！」
は？
ごめん、こいつなに言ってるかわかんねー
こいつたまに本気なのか冗談なのかわかんない時あるよな…
「っての半分冗談です！！」
「は？じゃあ本当は？」
「先輩は嫌な時は嫌って意見が言えるしかっこいいからです！！」
「へ？俺別にそんなことないけど…」
「いいえ！！一匹狼のいや、一匹チーターの桜呀先輩は私のヒーローなんです！！」
言ってることは分からないことは無いがますますこいつのことが分からなくなった…
とりあえず…
「とりあえず、お前が俺を恋愛対象として見てんのはわかった、でも俺はろくな奴じゃないからやめとけ」
顔も良くないし、チビだし…
それに俺は＊＊＊だし…
「そうですか… でも！！諦めないですから！！ 私は先輩がずっと好きです！！惚れさせますよ！！！」
「まぁ、ありがと。無理だと思うけど頑張れー。あと送ってくから家教えて」
「はい！泊まりますか！？」
「泊まるわけあるか！！」
いつものテンションな彼女だが、どこか寂しそうな表情をしていた。
振ったけどちょっと可愛いなとか思ってしまった俺はやばいかもしれない…
俺は彼女を家まで送り寮に帰った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しんぐぅじ | 作者ホームページ：https://twitter.com/project00004?s=09
作成日時：2018年9月27日 15時
