3.箒は俺の命。 ページ3
『山姥切、そこの菷とってくれ。』
俺は今、ギターケースに菷をつめている。
あと雑巾と、ちり取りとカビキラー、それから……。
向こうの本丸絶対汚いじゃん？
無理無理、嫌だ。
殺されても良いから掃除する。
山「………主、何してるのかな？」
じっとカビキラーを見つめる山姥切に、『俺の命を詰めてる。』と言った。
突然後ろから肩を叩かれ、ペッとマスクとサングラスを奪われた。
何すんだゴラ。
俺のPM2.5避けマスクが奪われた。
目から入る紫外線防止サングラスもとられた。
コラ！返しなさい！なんて言うほど俺は大人じゃない。
ゴラてっめぇ……と言って振り向くと、山姥切りは俺の瞳をじっと見つめる。
そして一言。
山「……綺麗だな。」
『？何が？』
この瞳がだったらお駄賃くれてやる。
飴はあと松茸味しかねぇんだよなぁ。
糞マズだよ？
食べる？
とりあえず山姥切からマスクとサングラスをふんだくった。
これ百円なんだぞぉ！！
換えなんてもういっぱい持ってる。
『オラ、さっさと行くぞ。』
山「あぁ。」
『…………平気か？ブラックだぞ。』
横目で山姥切を見ると、山姥切は営業スマイルを出す。
余裕ばっちりアンパ●マンか。
狐に言われた通り、転送装置？とかなんとかを動かす。
どうやら、今いる奴まで殺さねばいかんそう。
楽勝だぜ☆
目をうっすらと開けると、そこは雪国なんてことはなく、荒れ果てた日本家屋が見える。
うわぁ、想像以上に絶望。
『………や、やややや山姥切ぃ。』
山「？どうした主。」
山姥切はさも余裕そうに本丸を見ていた。
こんちきしょうめ。
『……お前、本体に戻れ。』
山「何故『ここの本丸はレア刀好きなこった。
お前がケバ女に襲われるサマは見たくねぇ。』
真剣に目を見ながらいうと、山姥切は溜め息をして笑った。
山「ちゃんと、必要になったらいってくれ。」
彼はそういって消えた。
残ったのは、刀一本。
俺は門の横にあるインターフォンを叩いて一言言う。
『どーも、見習いでーす。』
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せんら(プロフ) - ゆんさん» 有難うございます！か、神？？私が神でしたら、ゆんさんはゼウス様ですよ！こんな作品にコメントして下さるなんて…。恐れ多いです！有難うございます！！もう死ぬまで拝みます(ガチ)。図々しいですが、これからも読んで下さると嬉しいです。 (2019年10月6日 23時) (
レス) id: 7fdbf4bdc0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - 超面白いです！！！！神様ですね。←語彙力低下中 (2019年10月6日 16時) (レス) id: 19c16fa711 (このIDを非表示/違反報告)
せんら(プロフ) - カオルさん» 有り難うございます！更新、頑張ります！！ (2019年9月9日 16時) (レス) id: 1e2db71dc0 (このIDを非表示/違反報告)
カオル - とっても面白いです！続きがとっても気になります。これからも頑張ってください！ (2019年9月9日 15時) (レス) id: a7f14c4527 (このIDを非表示/違反報告)
せんら(プロフ) - ぴいノさん» 有り難うございます！これからも読んでいただけるなんて……凄く嬉しいです。更新、頑張ります！！ (2019年8月28日 16時) (レス) id: 1e2db71dc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せんら | 作成日時：2019年8月23日 13時
