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3.主は三歳児 ページ4

燭台切Side

『………。』





ムクリと起き上がり、彼は辺りを見回す。





無言でじっと周りを見ては、此方を見てふふっと笑った。



『……心配してくれた?』




「あぁ。半分ってとこだ。」





扉付近に立っていた鶴さんは、冷たい目で彼を見た。




そして隣にしゃがんでいた僕が、鶴さんの代わりに口を開いた。







燭「………ねぇ、此処がブラック本丸って知ってるでしょ?」




『ブラック?………黒より僕は黄色が好きだな。』









ニコニコと笑う彼に、思わずズッコケそうになる。




これが天然………恐ろしい…。






ゴクリと息を呑むと、鶴さんは大丈夫か?と僕を見る。





鶴「質問を変える。



今の気分は?」




鶴さんの声かけに、主はニコリと笑みを深めた。





『うーん………お腹空いた。』





呑気に言う彼に、鶴丸もズッコケそうになる。







何か……絶対この人が暴力ふるのは無理だと思う。


逆に主としての仕事出来るか心配。



そう。彼の手は手錠で繋がっている。





それを気にもとめず、彼は鼻唄を歌い始めた。







燭「鶴さん………この人。」




鶴「あぁ、光坊。」





「「絶対一人じゃ生きていけない」」









鶴さんと僕は、頷いてから手錠をとった。









三歳児を連想させるこの人は、僕たちで守らなきゃ駄目だ。









絶対、僕ら二人で守って見せよう!









燭「“主”。さっきはごめんね。」





鶴「あぁ。本当に疑ったりしてすまなかった、主。」









『………え、あ。うん。









やっぱりこの本丸空気重いね!!』









………本当に大丈夫かな。この人……。









僕たちは話していたせいで、主が真顔で僕たちを見ていたのを









気づかなかった_________。

4.闇が深いんじゃ→←2.不思議な雰囲気



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設定タグ:刀剣乱舞 , 男主 , ブラック本丸   
作品ジャンル:ギャグ
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せんら(プロフ) - えれんさん» 有り難うございます!こんな凡ミスありますかね……(´¨`)ショック…。早急に直させていただきます!有り難うございます! (2019年9月9日 7時) (レス) id: 1e2db71dc0 (このIDを非表示/違反報告)
えれん(プロフ) - いきなりすみません。燭台切光忠の台詞の前の燭が間違ってましたよ。お話、とても好きです!更新楽しみにしてます! (2019年9月9日 0時) (レス) id: 6299e122f8 (このIDを非表示/違反報告)
うわばみ(プロフ) - せんらさん» はい、頑張りましょう!(´∇`) (2019年9月8日 8時) (レス) id: 1627c77424 (このIDを非表示/違反報告)
せんら(プロフ) - うわばみさん» うわばみさんッ!!見てくれたんですね!有り難うございます!!これからも頑張りますので、お互い頑張りましょう!(*´∀`*) (2019年9月8日 6時) (レス) id: 1e2db71dc0 (このIDを非表示/違反報告)
うわばみ(プロフ) - 続きがとても気になります。これからも頑張って下さい。 (2019年9月8日 0時) (レス) id: 1627c77424 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:せんら | 作成日時:2019年7月27日 21時

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