１話ッ！ベっ、別に読んでほしいわけじゃねぇんだけど！ ページ3
＝Aさいど＝
天方「入ってもいいわよーっ」
教室の中から先生の声がした。
よし、入るか・・・。
いや、待て。
なんか心臓バクバクいってる・・！
足も震えて・・・！
べ、別に緊張してるわけじゃないんだからなっ！
これは、あれだ！
これから出会うであろう新しい仲間たちのことを考えたら、
その、緊張して・・・ってやっぱ緊張してんじゃねぇかァァァアァ！！！
天方「？？は、入ってもいいわよ〜？」
A「ッ！！」
・・・もう、覚悟決めて行け、俺ッ！！
ガラッ
A「こ、こんにちは、よろしくお願いします！」
俺は思いっきり頭を下げて大きい声で言った。
天方「あの・・・よろしくの前に自己紹介を・・・」
はうっ！
くっそう、俺としたことが・・・！
A「あっ、えと、島潟Aでしゅ・・あぁ、です！
その、えー、よろしくお願いしますッ！」
クスッ・・・
教室の何処からか笑い声が漏れた。
次の瞬間、教室が笑い声に包まれる。
生徒はおろか、先生まで笑ってしまっている。
あぁぁ、もう！
A「わ、笑うなぁッ！別に、好きで噛んでるわけじゃねぇんだからなッ！！//」
俺はびしっと指をさして宣言する。
それを聞いて先生が笑いをこらえたような震えた声で言った。
天方「ご、ごめんね〜？Aくんの席は一番後ろの空いてる席よ・・・？」
A「は、はい・・。」
俺は指定された席に着いた。
真琴「初めまして。俺、橘真琴。よろしくね^^」
A「おう、よろし・・・くッ！？//」
真琴「？？」
A「お、お前・・・あんときの！////」
真琴「あれ、俺たち、前にどっかで会ったことあるっけ？」
A「・・・なんでもない。俺の勘違いだ///」
と、言いつつ、俺は確信していた。
コイツ・・・絶対、あんときの奴だ――・・・！！
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作者名：仲野蒼唯 | 作成日時：2014年6月27日 18時
