男子校の中に、1人女とか大丈夫なんですか？【twst】 (ページ8)

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飛行術は一筋縄ではいかない…？ページ8

You side

「A、遅れるぞ!!」

貴『待って…ブカブカすぎてズレてくるの…』

先生から貰った運動着は、やっぱりブカブカだった。

1番小さいやつって言ってたのに…

((ｼｭﾙｯ

貴『ベルト持ってたから良かったけど…無かったら今頃私…下履いてないよ』

エ「それだけは俺とデュースが阻止するから安心しろ」

…それは有り難い。

デ「というか今、どこからベルト出した？」

貴『私のユニーク魔法の1つ…【望んだ贈り物(ウォンテッド・プレゼント)】の力…だよ。暗唱でも強く望めば出て来るから…』

デ「へぇ…って遅れる!!」

貴『ま、待って…』

2人とも足早い…

？「お前ら、遅いぞ…っと、君は？」

ガタイのいい先生。飛行術教えてくれる先生かな…？

貴『今日から…ナイトレイブンカレッジに来ました…A・スノウ・グレイ…です』

バ「体育系科目担当のアシュトン・バルガスだ…まさかここに女の子が来るとはな…」

それは私が…1番疑問((

バ「初めてのやつもいるから、1から説明していくぞ。まず…」

説明を右から左に流す。

箒なくても…飛べるのに。

貴『…((ﾌﾜｯ』

バ「おぉ、君はスジがいいな」

貴『…どうも』

((ﾌﾜｯ

箒から降りると、瞬く間に囲まれた。

貴『えっ…何…』

「凄いね!!初めてなのに上手すぎ!!」「俺にもコツ教えてよ!!」「そうだ、Aちゃんって呼んでいい？」

四方八方から言われて、私の頭はパンク寸前。

貴『え…えっと…』

エ「なぁ、A困ってんじゃん。女の子には優しくしてやれよ」

「そ、そうだよな…」「ごめんね、Aちゃん」

貴『…ううん、ちょっとびっくりしただけ…だから…エース、ありがとう』

エ「俺は何もしてねぇよ。俺にもコツ教えてくれよ」

貴『…いいよ。皆で一緒にやろ((ﾌﾆｬ』

デ(笑った顔、マジで可愛いな…)

何でデュース、顔赤いんだろう…？

バ「今日はここまでだ。昼休みに入れ」

約2時間ほどの飛行術の授業を終え、皆がゾロゾロと校舎に入っていく。

貴『…着替えてこよ』

エ「俺ら、先に行ってるな〜」

男子と同じ更衣室を使う訳にはいかず、私は先生に教えてもらった空き教室に向かう。

？「ふなぁ…」

貴『…？』

どこからか聞こえてきた、猫のような声。

貴『…どこにいるんだろ』

((ｶﾞｻｶﾞｻｯ

？「腹減ったんだゾー!!」

貴『きゃっ…』