男子校の中に、1人女とか大丈夫なんですか？【twst】 (ページ2)

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変な学園長ページ2

You side

((ｺﾂ…ｺﾂ…

広く長い石畳。

その脇には、7体の像が立っている。

貴『ここがナイトレイブンカレッジ…』

入学式から約3日、私はこのナイトレイブンカレッジにやって来た。

何故、遅れたか…？

新作コスメのアイデア案、出してたら入学式出れなかった…((

事情は電話で学園長に一応、言ってあるから大丈夫だと思うけど…

貴『そう言えば…制服が届くまで時間がかかるって言ってたな…』

何でか知らないけど…

？「A・スノウ・グレイさんですね？」

前からやって来た…何あれ、ペスト医師？((

貴『そうですけど…誰ですか』

学園長「おや、失礼。私はナイトレイブンカレッジ学園長、ディア・クロウリーといいます」

学園長…？この人が？

貴『はぁ…ところで、何で制服が届くまで…時間がかかるんですか…？』

学園長「おや、言ってませんでした？このナイトレイブンカレッジは、男子校ですよ」

貴『…は？』

男子校？

貴『あの…私、女…ですけど』

学園長「存じてます。ですので、制服が届くのに時間が必要なのです」

貴『いや、そうではなく…私がここに通って大丈夫、なんですか？』

学園長「本当はあまりよくないのですが、貴方は闇の鏡に選ばれた。その事実は変わりませんので、特別に用意しました。私、優しいので」

貴『はぁ…そりゃ、どうも』

学園長「まだ制服が届きそうにないので、数日は私服で構いません」

貴『…はい。私の寮は？』

学園長「貴方はハーツラビュル寮になります。学園長室に寮長、副寮長が待ってますので行きましょう」

貴『…』

不安だな…

((ｶﾞﾁｬ

学園長室に連れてこられ、中に入る。

中には赤髪の人と、緑髪の眼鏡さん。

学園長「お待たせしました。彼女がハーツラビュル寮の新入生、A・スノウ・グレイさんです」

貴『…初めまして』

軽く会釈すると、2人は驚いた顔をする。

無理もない…男子校にいきなり女子が来たのだから。

？「学園長、何かの間違いじゃ？」

学園長「間違いではありませんよ。彼女は闇の鏡に選ばれ、正式に入学した生徒です。確かにここは男子校ですが、彼女は特別なのです」

…何か恥ずかしい。

？「特別…鏡に選ばれるくらい、彼女の魔法は優れているとか？」

学園長「…それは私も見た事がありませんので、何とも言えませんねぇ」

貴『…何か見せましょうか？』

正直、めんどくさい…さっさと荷物置きたいし。