男子校の中に、1人女とか大丈夫なんですか？【twst】 (ページ28)

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先輩にお願いしよう!! ページ28

You side

エ「ﾊｰ…魔法使えねぇの、つら…」

机に項垂れるエース。

まぁ仕方ないけど、ちょっと可哀想…

貴『…お詫びにタルト…作れば、いいんじゃない？』

エ「それ、いいな!!でもなぁ…俺、お菓子作りとか分かんねぇし…」

デ「クローバー先輩に聞いてみるか？」

貴『そう、だね…私も出来るけど…トレイ先輩に比べたら…まだまだだから』

((ｶﾞﾀｯ

席を立ち、トレイ先輩の元に向かう。

貴『あの…』

先輩の教室についた。

周りは男の人ばかりで、私は完全に浮いている。

ト「Aか。どうした？3年の教室まで来て」

貴『えっと…タルトを作りたくて…先輩にご指導、頂けたらなって…』

ト「今朝のリドルの件だろ？手伝いたいが、材料はどうするんだ？」

貴『あっ…』

タルトを作るにも、素となるフルーツがない。

購買部に売っていたイチゴは、全て無くなったらしいし…

ト「学園の裏辺りに、栗がたくさん落ちている場所がある。マロンタルト、作るか」

貴『!!はいっ…』

ト「ほら、もうすぐ授業始まるぞ。また放課後な」

貴『はい…また放課後…』

ケ「あれあれ〜？Aちゃんじゃん!!」

トレイ先輩の後ろから、ひょっこり現れたのはけーくん先輩。

貴『けーくん先輩…』

ト「ん？それ、ケイトの事か？」

ケ「そうだよ!!Aちゃんだけの特別な呼び方!!」

ねー!!なんて、顔を見て首を傾げる先輩。

ケ「何々？トレイくんと何の話してたの？」

貴『放課後…タルト、作るんです…その話を…』

ケ「ふーん？あ、そうだ!!その時、面白いもの見せたげるね!!」

面白いもの…？何だろう…

エ「おっ、戻ってきた!!どうだった!?」

貴『…バッチリ、かな』

指で〇を作り、軽く笑った。

エ「俺が行ったら絶対断られるだろうからなー、マジ助かった!!」

貴『私も…手伝うから、放課後…栗拾いしよ？』

デ「栗？」

貴『うん…』

私は、学園の裏辺りにある栗の話をした。

デ「学園の側にそんな場所が…じゃあ放課後、皆でいっぱい栗拾いしよう」

グ「マロンタルト、楽しみなんだゾ〜!!」

貴『そうだね…午後の授業も、頑張ろうね…』

エ「げっ、忘れてた…」

デ「午後は飛行術だぞ。エースは見学か？」

そっか…エースは魔法、使えないんだ。

貴『なら、私に…任せて』
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オタ垢の妄想が、反応良くて嬉しいです(ง ˙ω˙)ว