聖ブリリアント学園にやって来たのは王子のような女王様でした【綾小路 葵】

Story25 ページ27

You side

貴『何で…とはどういう意味だ？』

何故か奏は慌てていて、顔がほんのり赤い。

奏「Aさん、ちょっと…」

手招きをして、果音と距離を取った。

貴『…何だ』

奏「彼女なんですよ!!以前、ときめいた…と言った女性!!((小声」

貴『…だから？』

奏「ぼ、僕もご一緒しても『いい訳ないだろう』何でですか!!」

うるさい。

貴『私は別に構わんが、果音の気持ちを尊重しろ。果音が駄目と言うなら、諦めるんだな』

奏「いつにも増して辛辣ですね知ってた!!」

…頭おかしくなったか？





奏「…((ｽﾞｰﾝ」

貴『ﾌｯ…フラれたな。諦めろ』

結局、果音は断った。

断られた時の奏の顔といったら…傑作だった((ドS

奏「今だけでもいいから、Aさんと入れ替わりたい」

貴『叶わぬ夢だ。じゃあな』

奏を放置し、果音と一緒に食堂に向かう。

果音「…よかったんですか？」

貴『奏か？私には興味がない』

果音「ﾌﾌｯ…雪宮さんって優しい人だと思ってたけど、結構クールなんですね」

貴『私は私の思うように生きているだけだがな…それに、果音』

名前を呼ぶと、はい？と返事する。

…可愛い。

貴『同級生だし、敬語もその呼び方もやめてくれ。私の事はAと呼んでほしい』

果音「えっ…いやいや!!そんな恐れ多い事…」

…いつの時代の武士だ。

貴『駄目か？じゃあせめて名前だけでも…』

((ｷﾞｭｯ

私は果音の手を取り、握り締めた。

果音「わ、分かりました!!だから早く手を離してくださいAさん!!」

顔を真っ赤にして、今にも湯気が出そうだ。

貴『ﾌﾌｯ…少し意地悪しすぎてしまったみたいだな。改めてよろしく、果音』

果音「こ、こちらこそ!!」





奏「うぅ…羨ましいぃぃぃ((ｷﾞﾘｷﾞﾘ」

誠一郎「奏、ハンカチを噛んで悔しがるなんて…いつの時代のドラマだ？」
✄--------------- ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ---------------✄
妹と映画観に行きました。
もちろん、貴族降臨をね！！！！！
とても良くて、イケメンの暴力が過ぎました((

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