星降る夜に、また2人で夢を見よう。【超ポケダン風オリジナル】 (ページ5)

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4・苛立つ2人ページ5

「めーちゃん」に話の続きを詳しく聞いてみたが、聞けば聞くほど、頭はこんがらがるばかりだ。

世界を救う役目を私が負っていること。

「めーちゃん」はそんな私を、ずっと昔から知っているということ。

そして、その昔に私と「めーちゃん」は、『もう一度』世界を救う約束をしたこと。

そして今がその時であること。

もっと分かりやすく説明して欲しいと頼んでみたが、「めーちゃん」は『時間ないから』の一点張り。
何を聞かれても、答えるつもりは一切ないらしかった。

『やっぱり、記憶は消さない方が良かったか…。』

「記憶を、って…私の？」

「めーちゃん」は、些か面倒だと言わんばかりの表情で私を睨みつける。

『そうだよ。あの約束をした時、君に頼まれたからね。』

あからさまに機嫌の悪そうな声音でイライラを隠さないその姿。流石の私だって腹立たしく感じ始めていた。

『あぁ…もう分かった、分かったから。君でも分かるようにすればいいんでしょ？』

イライラし始めた私に嫌気がさしたのか、諦めたように大袈裟なため息をついた。

なんか、私が駄々をこねていて悪い事をしているみたいじゃないか。