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4-6 ページ23

ー太刀川sideー



降谷君となら行きたいと思うが、合コンとなると話は変わってくるな。

上手く断ろう。

そう思った時、不意に両腕が重くなる。



「だーめ、先輩はうちらのオトコなんだから〜」

「そーだそーだ」



そう言い、俺の左右の腕に抱きついてきたのは、硝子と聖藍。



「おいおい…」



胸を押し付けるな。←



「あれ、な〜んだ、両手に華じゃん!

太刀川ちゃんも隅に置けないねぇ」



なんてニヤニヤしながら、萩原君は揶揄ってくる。



「全く、そんなふうに見たこと一度もないだろうに。

まぁ、そういうわけだから、今回は遠慮させてもらうよ」


「あはは、おっけー!

んじゃまた、月曜にね!」



手を振りながら萩原君はそう言い、周りの女子を引き連れて行ってしまった。



「お前も楽しめよっ」



松田君もこちらを揶揄うように声をかけ、萩原君たちの後をついて行った。

さらにその後を、諸伏君、伊達君、降谷君が続いた。



…そう言えば、降谷君とは話していないな。

いつもなら声をかけてくれるのに。

……まぁ、そんな時もあるか。



「…助かったよ、聖藍、硝子」

「いいってことよ」

「奢ってもらったしねー」



そう言いながら俺の腕から離れる二人。



「それじゃ、気をつけて帰れよ。

傑、悟のこと頼むな」


「いえ、気にしないでください。

適当にタクシー拾いますから」



そう言いながら悟の腕を担ぎ直し、軽く会釈をして傑もこちらに背を向ける。

それに続いて聖藍、硝子もこちらに手を振った。



「…さて、俺も帰るかな」



なんてふと呟いた時。



「太刀川!」



後ろから声をかけられた。

振り返ると、そこにいたのは少し息を切らした降谷君だった。

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マニ。(プロフ) - しまさん» ✉️。あのしまさんのボードに返事送りました!ボード返事待ってます! (2月25日 11時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
しま(プロフ) - マニ。さん» コメントありがとうございます!嬉しいです笑 ボードは滅多に使わないので、イマイチ使い方を覚えてないのですが、それでもよければ是非! (2月25日 8時) (レス) id: 901e45cbed (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - ✉️。こんにちは!とても面白いです。もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか?これからも更新応援してます💝 (2月24日 23時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しま | 作成日時:2024年1月28日 1時

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