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妖怪スライディング女 ページ9

ここでちょっと話は戻って貴方が保健室に来た前後のお話___




++++++++++++++++




『っと、、わ!あっ、……ひゃぁっ!!!!』


私AAは、今この学校の校舎からちょっと離れたところにあるやけに広い園芸部の活動場(…というかまぁ畑とガラス張りの温室くらいしかないんだけどね)で蝶々を追いかけていれば、盛大に地面へズサァア、とスライディングをかましていた。


ht「わっ……な、何してるのA?」

『ひ、ひとらん君!!違うのよこれは!変な人じゃないのよ、こけちゃっただけなの!!
ほら、ちゃんとトマトさんは死守したわ…』


そう言って前方へ倒れこむようにかましたスライディングの衝撃から守り抜いたトマトの鉢を倒れた状態のまま、バッと上に掲げる。ひとらん君は羞恥心のあまり壊れた私のテンションについて行けてないらしく、呆気に取られているようだ…。恥ずかしい…!!


ht「い、いや変な人とは思ってなかったけど…大丈夫?」

『あ、あはは、ならよかった……大丈夫だいじょーぶ!』


なんだかものすごく恥ずかしいところを見られてしまった気がする。黒歴史だ…!どうしようこれから学校で妖怪スライディング女とか言われたら……お嫁にいけないよ…。

立ち上がろうとすれば右膝にズキンと衝撃がはしり、『いててて!!』と声を上げる。見ればどうやら擦りむいてしまったらしい。たらりと垂れた血を見てひとらん君が珍しく驚いた表情をみせる。


ht「血出てるから、保健室行っておいで…!」

『えっ、大したことないよ〜!舐めとけば治っちゃうよ〜』


ダメダメ、女の子が傷残ったら困るでしょ?とひとらん君に促され、半分不本意で保健室へ向かう。だって保健室って静かだからなんか寂しいイメージがあって好きじゃないんだよねぇ。
偏見甚だしいけど、昔保健室で休むの嫌いだったなぁと思い返す。


「____ぐはぁ!」


「だが____共通の___が____どうすれば」


「_____何か_____ことを褒めるとか…」



先客がいるのだろうか?
保健室に向かう途中、近くまで来れば何やら楽しそうに騒ぐ男の子たちの声がする。
楽しそうだなぁ〜と思いながらコンコンとノックをすれば「あ、ど〜ぞ〜」という優しい声が聞こえた。

モテモテ君集団→←ラブエピソードめう〜?



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作品ジャンル:恋愛
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じぇーけー - めっちゃこの作品面白くて好きです!見つけるのが遅すぎたことに後悔しています……更新されたら踊って喜びます!健康に気をつけてください、! (2022年12月12日 14時) (レス) @page38 id: ed930c6c24 (このIDを非表示/違反報告)
漢字ノートが終わらない小学生 - 続きお待ちしております!! 健康に気をつけてくださいね! (2020年8月18日 0時) (レス) id: abb7299221 (このIDを非表示/違反報告)
いもこ(プロフ) - まってます (2019年4月28日 21時) (レス) id: 07d14ed038 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ - いつまでも待っています!頑張ってください! (2019年2月19日 16時) (レス) id: efe5fa3d58 (このIDを非表示/違反報告)
コネ(プロフ) - いつまでも待ってますわ!この作品に出会えて良かった! (2019年1月25日 22時) (レス) id: 22e22efe5a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:島津旧式 | 作成日時:2018年8月16日 9時

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