俺たちトモダチィ ページ29
たらりと垂れる血や、周りの視線にも構わずフラフラと帰路につけば無意識にAさんの家の前に来ていた。
そこでハッと意識が戻り、今の状況と感情が合致する。やべぇよなんで家の前に来てるんだよ俺気持ち悪いわ！！！
そう思い、ハンカチで血を拭いながら足早にその場から去ろうとした瞬間引き止められる。
「ちょい、金髪の、ちょっと待ちいや」
gr「…お前このあいだのおっさんじゃないか。何の用だ、こっちは忙しいんじゃい」
ni「誰がおっさんやうっさいわ。てかお前何しに来たん？」
相手は延々とAさんの自室の方へデジカメを向けている。いやもうフォルムが完全にやばいヤツだろ何してんだよ。
gr「…たまたま通っただけだが？」
ni「嘘つけや。お前今来た道戻ろうとしとったやないか、家こっち方面とちゃうんやろ？何がたまたまやねんストーカーパツキン野郎」
gr「仮にそうだとしてお前に関係あるか？というかお前こそ何してるんだ口リコン野郎」
ni「お前みたいな悪い虫からAを守るため自主的にセコ○しとるんじゃい。」
gr「いやキモすぎやろ！その右手のカメラなんやねん盗撮魔！何がセ○ムじゃ！！」
ni「はぁ？お前も人の事言えんやろ！！」
『あれ？グルッペン君に兄さんじゃん、何してるの？』
取っ組み合いをしていれば愛しのAさんの声が聞こえ、バッと振り向く。
不思議そうな顔をしながらAさんはこちらへ近づき、2人とも仲よかったっけ？と問う。
ni「い、いやこの金髪がお前の…」
gr「あぁ、コイツがAさんの…」
同時に言いかければ、同時に勢いよく胸ぐらを掴み合い睨むが、Aさんが心配そうな表情をする。気持ち悪い引き攣った笑みを見せて心配無いぜアピールをすれば高速で彼女に背を向け、小声で話し合う。
ni「おいこら何チクろうとしてんねん」
gr「いやお前もだろうが！！！」
ni「絶ッッッ対に言うなよ？言ったら殺すからな？？？？」
gr「そのノリだとダチョウ倶○部みたいに言ってくれ言うとるようにしか思えんな。」
ni「いや、言った瞬間お前も道連れやからね？！」
gr「はぁ！？なんでやねん！」
小競り合いを続けていれば、また心配そうにAさんは『ふ、2人は仲悪いの？この間のせいかなぁ…ごめんね、、』
と言ってくれる。君のせいではないんだ天使よ。そう心で謝罪をすれば俺たちは気色悪く笑いあって握手をすると目と目で契約を交わす。
「「い、いや、俺たちトモダチィ…」」
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じぇーけー - めっちゃこの作品面白くて好きです！見つけるのが遅すぎたことに後悔しています……更新されたら踊って喜びます！健康に気をつけてください、！ (2022年12月12日 14時) (
レス) @page38 id: ed930c6c24 (このIDを非表示/違反報告)
漢字ノートが終わらない小学生 - 続きお待ちしております！！ 健康に気をつけてくださいね！ (2020年8月18日 0時) (レス) id: abb7299221 (このIDを非表示/違反報告)
いもこ(プロフ) - まってます (2019年4月28日 21時) (レス) id: 07d14ed038 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ - いつまでも待っています！頑張ってください！ (2019年2月19日 16時) (レス) id: efe5fa3d58 (このIDを非表示/違反報告)
コネ(プロフ) - いつまでも待ってますわ！この作品に出会えて良かった！ (2019年1月25日 22時) (レス) id: 22e22efe5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：島津旧式 | 作成日時：2018年8月16日 9時
