ラブパワーってすごい ページ25
パフェを完食して、幸せ気分に浸りながらグルッペン一行は1番の目的であるAさんの洋服を見に行くことになった。
服には興味が無いのだが、Aさんが楽しそうにしているのを見ているとこちらも楽しみになってくる。ラブパワーってすごい。
gr「…服屋って案外多いんだな。」
tn「まぁ世の女性はお洋服大好きですからねぇ。需要があるんやろうな〜」
『だって可愛い服って見てるだけで楽しいんだもん！…あ、ここ見てもいい？』
確かに可愛いものは見ているだけで楽しい。
現にAさんを見ているだけでだいぶテンションが上がっている俺。
Aさんの言葉に頷けば、アヒルの親子のように後ろをついて行く。
ふわふわとした可愛らしくも大人しいデザインの服が並ぶ店内。
あ、あれ似合いそう。これも、それも…
と脳内Aさんズコレクションを繰り広げていれば、Aさんが
『これすっごい可愛い〜！ねぇ、2人ともどっちの方がいいと思う？』
tn「えぇ…どっちも一緒に見える…」
『なにそれひどい！ね、グルッペン君はどう思う…？』
と言って首をかしげる…。
尊さあまって今すぐ崇拝したくなる衝動を抑えつけながら、袖に花の刺繍が施された洋服を指差す。
gr「そ、それが似合うと思う。」
『ホント？じゃあこっちにしよーっと！』
tn「…グルさんはああいうのが趣味か」
gr「ん？なんだ死にたいのかトン氏…？」
tn「ちゃいますすいません」
嬉々として洋服を手に取るAさんを見つめながらトン氏としょうもない話をする。
しばらくして会計を済ませたAさんの後を追い、また別の店に入る。
＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋
kn「お次は服屋か…。なんかいかにも清楚な感じの店やなぁ」
ut「でも、下着屋とか行きよったら僕グルちゃんぶっ殺してまうかもしれん…」
zm「あかん、眠くなってきた…シャオロンおんぶしてくれぇ」
sh「えっ、ちょ、むりむりむりむり！！！」
だだっ広い通路に備え付けられたソファから様子を伺う俺たち4人。
ゾムは段々興味が薄れてきたらしく、眠い眠いとシャオロンにのしかかっている。
大先生は服屋に居る三人の写真を撮り、雑なコラ画像を作って含み笑いをしている。キモ…
俺は新しいあんぱん、では無くシャケおにぎりを貪りながらグルッペン一行を見守る。
kn「でもこうして見てりゃぁ、トントンおらんかったら普通に彼氏彼女みたいやん。」
ふと呟いた言葉は誰にも届かず人混みへと消えていった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 731人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
じぇーけー - めっちゃこの作品面白くて好きです！見つけるのが遅すぎたことに後悔しています……更新されたら踊って喜びます！健康に気をつけてください、！ (2022年12月12日 14時) (
レス) @page38 id: ed930c6c24 (このIDを非表示/違反報告)
漢字ノートが終わらない小学生 - 続きお待ちしております！！ 健康に気をつけてくださいね！ (2020年8月18日 0時) (レス) id: abb7299221 (このIDを非表示/違反報告)
いもこ(プロフ) - まってます (2019年4月28日 21時) (レス) id: 07d14ed038 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ - いつまでも待っています！頑張ってください！ (2019年2月19日 16時) (レス) id: efe5fa3d58 (このIDを非表示/違反報告)
コネ(プロフ) - いつまでも待ってますわ！この作品に出会えて良かった！ (2019年1月25日 22時) (レス) id: 22e22efe5a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：島津旧式 | 作成日時：2018年8月16日 9時
