【銀魂】四葉の魂 ｰ 2

58/それぞれの美しい生き方 ページ8

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「貴様ァ、桂さんに何をするかァァ!!」


過激派の面々が銀時を睨む。しかし、当の銀時の瞳に映っているのは桂のみ。


「……桂ア。もう、しまいにしよーや」


『何を』とは言わない。


「てめーがどんだけ手ェ汚そうと、死んでった仲間は喜ばねーし、時代も変わらねェ。これ以上うす汚れんな」

「うす汚れたのは貴様だ、銀時。時代が変わると共に、ふわふわと変節しおって。武士たるもの、己の信じた一念を貫き通すものだ」


桂は己の胸倉を掴む銀時の手首を握り、離させる。銀時もあっさりと手を離した。


「お膳立てされた武士道貫いてどーするよ。そんなもんのために、また大事な仲間失うつもりか」


そう言う銀時の瞳に冗談は含まれていない。代わりに、その瞳には珍しく『真剣』が含まれていた。


「俺ァ、もう、そんなの御免だ。どうせ命張るなら、俺は俺の武士道貫く。俺の美しいと思った生き方をし、俺の護りてェもん護る」


――それによー、桂。

――天人の存在を否定することは

――アイツ(・・・)の存在を否定する事と同じだぜ？


銀時と桂の間に沈黙が生じだ。すると必然的に部屋に沈黙が落ちる。


「銀ちゃん」

「？」


沈黙を破ったのは、銀時を呼んだ神楽。彼女の手には、先程桂が落とした時限爆弾があった。


「コレ…いじくってたら、スイッチ押しちゃったヨ」


『01:00』から、どんどん数字が減っていく、時限爆弾が──

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