【銀魂】四葉の魂 ｰ 2

54/人は見た目によらない ページ4

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「天人の戦において、鬼神の如き働きをやってのけ、敵はおろか、味方からも恐れられた二人の武神の一人…」


それは、現在テレビ中継されている建物の一室で行われていた。

旧友の過去を語るのは、攘夷派過激浪士・桂小太郎。

旧友に過去を語られるのは、銀髪に死んだ魚の目をした、いかにもやる気のなさそうな男──


「坂田銀時。我等と共に、再び天人と戦おうではないか」


それに戸惑うのは、銀時の連れの眼鏡キャラ・志村新八。


「……銀さん、アンタ、攘夷戦争に参加してたんですか」

「戦が終わると共に姿を消したがな。お前の考える事は昔からよく分からん」

「俺ァ、派手な喧嘩は好きだが、テロだのなんだの、陰気くせーのは嫌いなの」


銀時は桂の目を見て、今の世の中の有様を断言した。


「俺達の戦はもう終わったんだよ。それをいつまでもネチネチネチネチ、京都の女かお前は！」

「バカか貴様は！ 京女だけでなく、女子はみんなネチネチしている。そういう全てを含めて包みこむ度量がないから貴様はもてないんだ」

「バカヤロー、俺がもし天然パーマじゃなかったらモテモテだぞ、多分」

「何でも天然パーマのせいにして自己を保っているのか、哀しい男だな」

「哀しくなんかないわ。人はコンプレックスをバネにしてより高みを…」

「アンタら、何の話してんの!!」


――モテと原因の話…何故？

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