【銀魂】四葉の魂 ｰ 2

78/とても長い一日の終わり ページ28

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「天誅ぅぅぅ!! 海賊めェェ!! 成敗に参った!!」


入り口から、手に刀を持った幾人もの男達が現れた。中には、『天誅』と書かれた鉢巻を頭に巻いる者もいる。


「どけェ、幕府の犬ども。貴様らが如きにわか侍が真の侍に勝てると思うてか」

「おいでになりました」

「派手にいくとしよーや」


刀を抜くAと土方。

すると、背後から聞き覚えのありすぎる声が聞こえた。


「まったく。喧嘩っ早い奴等よ」

「｢！｣」

「トシとAに遅れをとるな!! バカガエルを護れェェェェ!!」


声の主は、先程まで眠りについていた近藤。そして彼の合図で、刀を抜いた隊士達が現れる。

Aと土方はそれを見て、隊士達と共に浪士達に向かっていった。


「いくぞォォォ!!」


♢♦♢♦


翌日──大江戸新聞には、こう記されていた。


――真選組 攘夷浪士大量検挙

――幕府要人 犯罪シンジゲートとの癒着に衝撃


それを見て神楽は、ジャンプの途中ページに顔を埋めて、仰向けにソファーに寝転ぶ銀時を呼んだ。


「………銀ちゃん」

「あー？」

「癒着って何？」


それを訊かれた銀時は、少し間を空けて、イビキをかきはじめた。


「オイ、とぼけてんじゃねーぞ天然パーマ！」



こうして、真選組のとても長い一日は幕を閉じた。

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