【銀魂】四葉の魂 ｰ 2

70/動物探しから面影探し ページ20

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「それじゃまたね、定春」

「ワン」


Aは定春に手を振り、広場から立ち去る。定春はそれに、尻尾を振りながら見送る。


「あの犬、お前に懐いたみてーだが、参ったな。どうするA」


Aはそれに、先程土方につけた首輪とは違う首輪を手にした。


「やっぱりここは、土方さんが語尾を『ワン』にして…」

「するか!?」


即拒否された。


「じゃあどうするんです？」

「珍しい動物なんて、そう簡単に見つからねぇぞ」


土方が頭を悩ます中、Aは突然、真剣な顔つきに変わった。


「こうなったら、最後の手段です」

「あ？」


♢♦♢♦♢♦♢


Aは、ある者に首輪を差し出す。首輪には『近藤』と書かれていた。


「語尾は『ワン』ですよ、近藤さん」

「え？ 何で俺？」


さすがの近藤も、この展開は考えていなかったようだ。


「人に近い顔を持つゴリラ、という動物を演じて下さい。ん？ ゴリラなら『ワン』じゃなくて…」

「ちょっと待って！ え？ 今ゴリラって言ったよね？ せめて犬にして?! 犬だったら頑張るから！」

「ツッコム所そこなのか、近藤さん。後、犬だったら何を頑張るんだ？」


さてさて、結局この案件はどうなったのか。

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